日本のメーカーがiPhoneを作ったら
2011-02-16 07:52
という名エントリーがある。
昨日電車の中でみかけたau-IS04の宣伝がこれそっくりだったので噴出しそうになった。
iPhoneが新しい商品の売り方を提示しても、日本のメーカーは相変わらず細部の"スペックの差異"にこだわった競争を続けるわけだなあ。。
NokiaのCEOがこんなコメントを残したとか。
Nokia「Androidケータイは、どれも似たり寄ったりでオリジナリティーに欠けてしまう」と参入を断念 : ギズモード・ジャパンより引用:
Androidが優れた出来栄えであることを何ら否定するつもりはない。だが、いくつか気になる弱点への懸念を拭い去ることができなかった。とりわけAndroidケータイは、どれも似たり寄ったりでオリジナリティーに欠けてしまう課題を克服し難いと考えるに至ったため、いつの間にかユニークな自社製品が消えていく危険性が急速に高まるのは避けねばならないとの結論に達した。
しかし考えようによっては、もともとオリジナリティを追求しない日本メーカーにはAndroidがぴったり、ということなのかもしれん。
こういうことを堂々と発表して、なおかつ仕事がもらえるような国だから。
Android3が「iPadキラー」と呼ばれるワケ - デジタル - 日経トレンディネットより引用:
中でもXoomの最大の特徴は、10.1インチの大型スクリーンと1280×800という高解像度。これに対しiPadは9.7インチで1024×768だ。要するに、画面サイズや解像度など極めて基本的なスペック面で、XoomはiPadを凌いでいる。
画面が大きければいいって。。遠くPC-8001のころを思い出すなあ。あのころは確かに
「画面解像度が高い=よいPC」
だったが。
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そうはいってもNokiaがAndroidより仕様の統制が厳しいWindows Mobileの世界でどのように差別化を図っていくかがよくわからない。Windows MobileをMicrosoftから買収するとか、逆にMicrosoftのケータイ部門になるとかしないとなんともならんのではなかろうか。
Life is beautifulの中島氏の言葉ではないが、Nokia+Microsoft連合では、ユーザエクスペリエンスに最終的に責任を持つのが誰がはっきりしないのだ。ソフトの世界をすべてMicrosoftが統括する、というのであれば、ハードを早く安く作る中国/韓国メーカーがパートナーとして適当に思える。
Nokiaはどうするんだろうね。
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さて親愛なる日本メーカーである。ガラパゴスである。こんな記事を見かけた。
【PC Watch】 シャープ、GALAPAGOSを活用した家族向けサービスを今秋開始へ ~イオン、NTT西日本、ハーストーリィプラスと協業より引用:
シャープ株式会社とイオン株式会社、西日本電信電話株式会社(NTT西日本)、株式会社ハーストーリィプラスの4社は25日、シャープのタブレット端末「GALAPAGOS」を活用した暮らしサポートサービスの実現に向けた協業プロジェクトを開始すると発表した。
参照先のページを見てもらうとわかるが、掲載されている「パワポ」が社内説明用そのままといった趣である。黒丸がたくさん。色と矢印もたくさん。発表会眠かっただろうなあ。
[拡大画像]【PC Watch】 シャープ、GALAPAGOSを活用した家族向けサービスを今秋開始へ ~イオン、NTT西日本、ハーストーリィプラスと協業より引用:
「タブレットを使った買い物」をアピール
ここに示されている「イオンネットスーパー」のプロトタイプもどことなく1980年代を思わせる。こういう「実世界を模したインタフェース」が使いづらく、何度も失敗していることは、、特に気にしてないんだろうな。