今地上波TVを見ている人たち

2011-02-07 08:22

エジプトでは政変が起き、日本では火山が噴火し、鳥インフルエンザが発生し国債の格付けが下がったことについて一国の首相は"そういうことには疎いので"と言い放っている今日この頃であるが、聞くところによると民法各局は狂ったようにハンカチ王子の話題を放映しているのだそうな。

それに関して憤りを感じる人もいるようだが、そもそも地上波の民放TVを見ている人は、そうした放送を受け入れる人たちである、と送り手は考えているのだろう。

欧米の映画を見ていると時々気がつくことだが、収入が低く、満足に教育を受けることができない家庭の表現として"TVを見続ける"というシーンを持ちいることが多い。日本のドラマは見たことがないのでよくわからないが。

"政権交代"を成し遂げたのは、(理由はいまだに不明だが)民主党について現実離れした放送を続けた放送局と、それを疑いなしに信じた有権者である。その点からすればマスメディアはいまだ大きな力を持っているようにも思える。視聴率が下がってきているとかいわれてもいまだにTVの視聴者数は膨大なのだ。とはいえその質には変化があるのではないかと思う。一時TVCmを流している業種は"下流食い"である、という議論が巻き起こったな。

当家はといえば、最近民放TVをみることは滅多にない。であるから彼らがハンカチ王子を押していようがなんだろうが知ったことではない。朝のNHKニュースを何かで置き換えることができればTVから完全脱却も(一部の人を除いて)夢ではないのだが、さてどうすればいいのかな。

一時はWiiをプラットフォームとして使った"放送"に期待をしたが、少なくとも任天堂のマインドは

"スイッチをON すればすぐに情報が手に入る"

ところからははるか遠くに存在している。なぜあそこまで執拗に"確認画面"を入れるのかわからないが、彼らには彼らのロジックがあるのだろう。

誰かusreamを使って24時間ニュース番組など流してくれないだろうか。まともなニュースね。