Androidなどという単一のPlatformは存在しない
2011-04-05 07:00
従って、AndroidのシェアがMacを抜いたなどというのは、無意味だ。
あ、ちなみに私Apple原理主義者なので、「またApple信者が馬鹿なことを言っている」と思ってください。
もちろんこういうデータもあるわけですが
Android Is Destroying Everyone, Especially RIM -- iPhone Dead In Water
via: Android Is Destroying Everyone, Especially RIM -- iPhone Dead In Water
そもそもAndroidは単一のプラットフォームではないのだから、トータルの数字比べても意味がない、といいたい。アメリカと「アジア」のGDPを比較するようなものである、と。
なぜ突然こんなことを言い出したかといえばこの記事。
via: Android is a mess, say developers - Apple 2.0 - Fortune Tech
"56%のAndroid開発者が、様々なデバイス上で動くAndroidの"分断化"が大きな問題、あるいはMeaningful Problemと考えている。この割合は過去3ヶ月間に増加している"
画面サイズが違えば、端末によってOSのバージョンもあれこれ。開発者の苦労もさることながら、QA担当者にとっては悪夢のような状況だろう。
いや、Androidには画面解像度に依存しない仕組みがあるから大丈夫だ、とか数ヶ月前にはそんな心強い意見を聞いた気もする。しかし多くの開発者はその意見に同意できないようだ。
これが「大丈夫」ではないことを示す事象は、Google発である。
Google tightening control of Android, insisting licensees abide by 'non-fragmentation clauses'?
via: Google tightening control of Android, insisting licensees abide by 'non-fragmentation clauses'? -- Engadget
まだこの動きは
"Bloomberg's Businessweek spies have received word from "a dozen executives working at key companies in the Android ecosystem"
というものだが、今後の動向に要注目である。特に私のような野次馬にとっては。
追記:日本語の記事がこちら
Bloombergによれば、グーグルはここ数ヵ月Androidを使うパートナー事業者への制限を強めています。グーグルはAndroidのライセンスを与える事業者に対し「非細分化条項」にサインさせており、それによってグーグルがプラットフォームの変更に決定権を持つことができるようにしています。パートナー側はこの変化に納得していませんが、これはユーザーにとっては有意義なことだと思われます。というのは、グーグルはこれによって「Android」プラットフォームを一貫性のあるものにして、ユーザーにとってわかりやすくすることができるからです。
via: Androidのバージョン乱立問題に対してグーグルが動いた! 一貫性重視の方向へ : ギズモード・ジャパン