世界はたった50人

2011-04-25 06:57

というわけで「20歳の時に知っておきたかったこと」から引用。

世の中にはたった50人しかいない、ということです。もちろん、実際にそうなのではありません。ただ、行く先々で、知り合いや知り合いの知り合いにでくわして、ほんとうに50人しかいあにのではないかと思えることが度々あるのです。(中略)

それだけ世間は狭いのですから、怒りにまかせて、取り返しの付かないことはしないのが鉄則です。どうしても好きになれない人もいるでしょうし、自分もまた誰からも好かれるわけではないのですが、だからといって敵をつくることはありません。

20歳の時にしっておきたかったことP163

私の経験からもいえるが、これは本当だ。

「人間が年を取るにつれ賢明になるかどうか私にはわからないが、ひどい間違いを避けることをある程度覚える」

とは「羊たちの沈黙」の中でのセリフ。自分の頭の中は17くらいからあまり変化していないことを痛感することが多いが、数少ない「経験から学んだこと」は

「全ての人を好きになる必要も、尊敬する必要もないが、不必要な理由で怒らせるのは愚かなことだ」

ということである。本当に世の中には50人しかいないのだ。

最初に転職してからというもの、相手が新入社員かどうかにかかわらず「さん」付けで呼んでいる。年齢が上か下かで呼び方を変えるのは変なことだ。そういえばフジ三太郎にもあったなあ。ヒラ歴の長い男は、新入社員をずっと「さん」付けで呼ぶと。今にしてみればあの意味がよくわかる。