成功したベンチャー日米比較

2011-05-11 06:53

というわけで昨日の続き。

以上、完全に印象だけで話を進めてきたので何の自信もないが、日本のベンチャー界にはエリートとヤンキーとオタクという3種類の企業があると言える。

3つのうちで一番数が多いのがヤンキーなわけだが、これは考えてみれば当然のことだ。我が国では、エリートコースという言葉の意味するところがそれ即ち大企業での出世であるから、ベンチャー企業に集まる人材は必然的に非エリートが中心となる。「ヤンキー的なもの」は非エリートが自らをアイデンティファイするための最適な価値観なのだ。

via: 日本のベンチャー企業に見られる3つの類型 - よそ行きの妄想

私が「いかがなものか」と思う理由はこれであった。要するにヤンキーばかりなのだ。ハートは熱い。金は儲ける。しかしそこで働きたいとは思わない。

読者の皆様におかれましては、もしベンチャー企業への投資を考えるようなことがあれば、大部分を占めるヤンキー系企業(手先としてのオタクを含む)は捨て置いて、極マレに混じっているエリートタイプか天才型の純オタクタイプを探すと良いだろう。

via: 日本のベンチャー企業に見られる3つの類型 - よそ行きの妄想

引用した記事では、DeNA、楽天がエリート、mixi,ライブドアがオタクとなっている。エリートはいいとして、堀江氏がオタクであるとは私には思えないのだがまあいいや。

いずれにせよこれらの企業は「真面目にやって稼いじゃいるが」だから何?という点で共通している。もちろんDeNAには「下流食いの天才」という称号を与えるべきなのだが、それとて別にパチンコやサラ金がさんざんやっていたことで、目新しいことではない。

プリファードインフラストラクチャーみたいな会社が、どーんとブレークすると楽しいことになると思うのだけどいかがなものかね。