イラン系アメリカ人

2011-05-23 06:46

週末も何度か見返してしまった。

TEDで行われたスピーチ、というかコメディ。実に重いテーマをこのように笑い飛ばせるのは素晴らしい。

我が国の漫才も面白いが、こういう「真面目で重いテーマを笑い飛ばす」という文化には素直にうらやましいと思う。一例をあげよう。

ハリウッドの監督が、私がイラン系だと知ると。

「それはすごい。"アラーの名のもとにお前を殺す!"と言ってくれ」

「それもいいけど、"私は医者だ"じゃだめ?」

「いいよ。その後に"この病院を乗っ取った!"と言ってね」

うろ覚え+和訳だからぜひ引用した動画を見てね。

自分に繰り返し言っていることだが、「相手」を「全体」として見るのは間違っている。米国のラジオ放送で聞いたセリフだが、Generalization is always wrong.なのだ。イラン系、イスラム教徒、9.11以降それをまとめて危険物扱いするが、その前にもいろいろな「分類」が存在していた。全ては間違っている。

もっと言えば、個人の中でも私にとって尊敬出来る部分と許容できない部分はいりまじっているし、今日のその人は、昨日のその人とも違うかもしれない。この物の見方が正しいかどうか私にはわからないが、気が軽くなることは事実である。