物悲しさの募る秋

2011-09-22 07:20

孫の代までSony製品は買わない、と公言している私だが、もはやソニーは「嫌う」対象ですらなくて、「物悲しさを覚える」存在なのだな。

 ソニーが、この製品に「ソニータブレット」という名称をつけたのは、ソニーが提供するエンターテインメントの世界を実感していただくための端末であるからです。ソニーマーケティングが取り扱う製品のうち、テレビ、PC、スマートフォン、タブレットの4つが、エンターテインメントの窓口となる製品。その世界で、タブレットは重要な役割を果たすことになります。ソニーはタブレットに本気です。その本気を感じてもらえる製品を、今回のソニータブレットによって、市場に投入できたと考えています。

via: 【大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」】 ソニータブレットでソニーの「本気ぶり」を感じてほしい ~ソニーマーケティング・栗田社長に聞く

社長の意気込みは素晴らしい。ではコンシューマーの反応はどうだろうか。

9 :名無しさん@涙目です。(千葉県):2011/09/21(水) 07:25:36.97 ID:ZB9Ksls+0
お前等は知らないだろうけど、
昔はどんな製品を出してくるのか世界が注目した企業だったんだぜ

中略

27 :名無しさん@涙目です。(静岡県):2011/09/21(水) 07:29:13.19 ID:/sV+46YD0
何か寂しい・・
馬鹿にする気なんて全然起きない
ただただ切なくて胸の奥が締め付けられる
うっすら涙すら出てきた・・

via: Sony Tablet販売初日が酷すぎて葬式会場に:ハムスター速報

それでも時々異業種交流会などでソニーの人に会うと、そのプライドの高さはひしひしと伝わってくる。肥大化したプライドと、客観的な現実と。この組み合わせは、シニア向けのパソコン教室で一部の男性に見られる姿だ。


使い方を説明すると「わかっている」という。すばらしい。じゃあ一人でできますね、というと何もできない。また説明すると「わかっている」というそれに加えて、自分が過去にどんな重要な仕事をしたか、自分の家族もどんなに成功しているかを滔々と語り出す。

それ自体は悪いことではないのだが、「えー、わかんないわよー」と言っている女性のほうがどんどん使い方を覚え、先に進んで行ってしまう。自分でもそれに気がついているのか、「成功自慢」に一層熱が入る。


企業文化というものは一朝一夕には変わらないのだろう。そもそも変わろうとしている、という話も聞こえてこないが。

ウォークマンでは、すでにiPodのシェアを超え、2011年の年末商戦では55%以上のシェア獲得を目指しますが、これはもともとウェークマンとして一定のシェアを持っていた上での積み上げによる数字。

via: 【大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」】 ソニータブレットでソニーの「本気ぶり」を感じてほしい ~ソニーマーケティング・栗田社長に聞く

こんなことを公言できてしまうようでは、もう衰退の一途をたどるしかないのかもしれない。