Quizを解くのだ

2011-09-07 07:04

Google Developer Dayというのが開かれるそうな。問題はそれに参加しようと思うと、DevQuizをとかなくてはならん、ということだ。得点が高い人から招待状が送られるとのこと。参加の可否を運に任せるとしても、最初のウォームアップクイズというのはとかなくてはならない。

問題は三つのカテゴリに分かれており

1)ウォームアップクイズ:ネットにつないで20分も調べれば大丈夫(40点)
2)分野別クイズ:Google機能拡張で神経衰弱、D言語でpngの色数しらべろとか5問中2問の得点が加算される(60点)
3)15ゲームのようなパズルを5000問解く(50点)

毎日得点分布が発表される。30点からなだらかに0にむかって減少していく山がある。これは最初のウォームアップを解こうとして面倒になった人たちだな。

次に70点に小さな山がある。これは分野別クイズを一問だけ解いた人。

一番大きな棒は、100点にある。つまり分野別クイズまでは解けたのだが、最後のパズルで止まっている人たちだ。ちなみに私もここにいる。

毎日招待状をもらえるボーダーラインも更新される。32点→40点→54点→62点→70点→76点とか遷移してそのあと92点となった。山を見ればそこにはほとんど人がいないことがわかる。と思っているうち「100点前後」になった。つまり最後のパズルを解いてなおかつちゃんと点を出さないと通らないわけだ。

Twitterからの情報だが

朝の定点観測。DevQuiz1問以上提出したのは2,322人で現ボーダーラインはついに100点となった。依然1日100人増。100点台は44人増えて824人に。満点が3人に。110点以上の人は172人→202人

via: (2) Twitter / 検索 - #gdd11jp

とのこと。100点台の棒を抜け出さないと無理そうだね。ああ楽しい。(ちなみに私が前働いていた会社にいた「スーパーインターン」は適当に書いて一晩動かしたら4300/5000問解けたのだそうな。実力差を感じるなあ)

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さて、そのGoogleだが最近方針の変更が目立っている。

一方Googleは、その広大な製品群の平原で、この夏をめいっぱい使って、大量の雑草駆除を行ってきた。同社の実験的遊技場だったGoogle Labsはどうなったか? 刈られた。昨年$182M(1億8200万ドル)で買ったSlideは? 刈り取られた。昨年$50M(5000万ドル)で買ったAardvarkは? これも姿を消した。十把一絡げで袋に放り込まれていた、さまざまな製品やサービスは? 完全に刈られた

(中略)

それは、Googleにとって良いことか? ビジネスとしては、もちろんイエスだ。同社は焦点を絞り、製品を整理し、社内の官僚主義を減らさなければならない。しかし同時に同社は、独立した実験的なプロジェクトの多くを閉鎖または放置して、Google PlusやGoogle Offersのような人真似プロジェクトに注力しているのが現状だ。Googleはいつから、その優れたアルゴリズムとスケーラビリティによって革新と変貌を続ける企業から、利益のために他社の真似をする企業に落ちぶれてしまったのか?

via: 「技術」の時代は終わり「経営」の時代に変わる-AppleとGoogleの変貌の意味

日本語のニュースには、Google Labsが閉鎖とか断片的に話が伝わってくるだけだが、このように並べてみると彼らの方向が明らかにシフトしていることが伺える。

いつの日かGoogleもMicrosoftのようになるのだろうか。そしてその最大の価値は、人材を育成し、新しい分野のベンチャーに送り込むことになるのだろうか。そうなるかどうかはもう少し時間をかけてみないとわからない。