電機メーカー=帝国陸軍

2012-01-12 07:44

こういう短絡的な批判は好みではないのだが、これを見ているとそうも言いたくなる。

有機EL搭載のタブレット端末は画質が良く、薄くて軽いのが特長で、実際に発売する際には、重さ350グラム以下、厚さ8ミリ以下を目指す。ほかに液晶画面の13.3型、5.1型の試作機も公表。発売中の10.1型と合わせて品ぞろえを増やす。担当者は「タブレット市場がどの方向に発展しても良いように商品の幅を広げる」と狙いを語った。

via: asahi.com(朝日新聞社):東芝、年内にも有機ELタブレット 350グラム目標 - ビジネス・経済

いや、、、あの、、「タブレットという製品が最適な使い方はこれだ!」というのはないんですか?使い方はどこかが発明しくれるんですか。東芝はどこかの製造下請けで食べていけると思っているんですか?

それでは、なぜこの記事を読んでいるのだろうか?まずは、結果が出ていないという事実を受け入れよう。そして、結果が出ていないのはプロセスを間違えているからだ。

当然のことだが、プロセスが正しければ結果は出るし間違っていれば結果は出ない。もし、今、望むだけの結果が出ていないとすれば、なぜ、プロセスを変えないのだろうか?

via: ビジネスを失敗にみちびく残酷な3つの真実〜誰も教えてくれないホントの話〜 | バズ部|ソーシャルマーケティング

ということは、東芝は今結構もうかっており、それでいいと思っているのかもしれないなあ。
あるいはこの記事が「書かれる」ということは、殆どの人は「プロセスが間違っていることを認められない」からかもしれない。

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3年9ヶ月に及ぶ太平洋戦争において、帝国陸軍は最初の半年だけ勝利してあとの3年は負け続けだった。(中国での局所的な勝利を除く)

興味深いのは、その3年間の間になんら戦術や戦略に変化がなかったことである。それについては、別文章に書いているがこの東芝の「戦略」を見るとき、帝国陸軍の伝統は脈々と受け継がれているのではないか、と思わざるをえない。

そして親愛なるソニーの「ユーザ体験」も相変わらずのようだ。

あと、これはセットアップ終了後、つまりすべてのユーザーが、いつも見る画面なのですが、ロゴ表示のあとの「ご注意:取扱説明書に書かれている健康と安全についての注意事項をよく読んで‥‥」の表示は、必要なのでしょうか。PSVitaは人間に害悪を与える機器であるかのようです。

百歩譲って、どうしてもこの類の警告文が必要だとしたら、黒背景に白文字、しかも起動時ではなく、ウェルカムメッセージの後に、さりげなく言うような演出にならないものなのか。

米国、訴訟社会で生まれたあのWindowsでさえ「ようこそ」と言ってくれるのに、エンタテインメント機のPSVitaの「ご注意」は、いかにも無粋です。

via: PSVita、買っていい人、買ってはいけない人・・平林久和「ゲームの未来を語る」第27回 / GameBusiness.jp

去年ソニーの「中の人」と話す機会が何度かあった。話しているうちに、彼らはこうした問題を認識できる程優秀だが、それを治すことはできないのだな、と思った。(何故かとは問わないでね。感じだから)

あと最後に一点。

13.3型ディスプレーのVAIOプロトタイプ。画面を閉じるとフルフラットになる設計で、既存のVAIO SBを継承したものか

via: ASCII.jp:新Xperiaに薄型VAIOノート 盛りだくさんのソニーブース|International CES 2012特集

どうみてもMac Book Airです。本当にありがとうございました。というかこれじゃソーテックのこれと同じじゃないか。

eone
【e-oneとiMac(正面)】
eone
【e-oneとiMac(横)】

via: アップル、iMacのデザイン模倣でソーテックを提訴。ソーテックは抗戦の構え

かなわなくてもいいから、せめて「意地」でも見せてもらえないものだろうか。