人工知能の研究はどこにいったのか

2012-05-07 06:51

話しを元に戻そうではないか。人工知能の研究とはいわばHAL9000を作るための研究だったはずだ。

それはどこに行ったのか?Human-Agent Interactionとか言って、

「人間をエージェントでどれだけ動かしたかが勝負」

とか問題をすり替えている場合ではないと思うのだが。

私が知るかぎり、この「転進」について公に認めた文章はそれほど多くない。これは不誠実な態度だと思う。


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最近あれこれ考えているのだが、結局のところ「フレーム問題」と「記号接地問題」がどこにでも顔をだしてくるのだな。

「人工知能」のデモシステムが見事に動き、そして現実世界で一歩も動けないのは、デモにおいては人間がフレーム問題を解決しているからだ。それ故その中では「人工知能」が見事に動く。しかしフレーム問題だらけの現実世界に放り出された瞬間、それは一歩も動けなくなる。

でもって

実は人間の「意識」なるものも、この「人工知能」と似たようなものではなかろうか。すなわち膨大な「フレーム問題」を解決しているのは、「無意識」の領域なのだ。そこが処理した問題だけを「意識」は解決している、、というか本当のところは解決したような「意識」を持たされているだけかもしれない。実は「無意識」がほぼ全ての判断、決定を行っており、意識とは、それがつじつま合わせに創りだしたようなものではないのか、と。

それ故「意識」が創りだした人工知能は決して世の中で動くことができない。フレーム問題を解消することができない、と。

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すいません。ここらへんもうちょっと考えてまとめて出なおしてきます。