テレビ事業を立て直すために
2012-05-14 06:50
というわけで昨今どちらを向いても
「TV事業は大赤字」
「TV事業の立て直しが急務」
「TVは基幹だから捨てないよ」
のオンパレードである。
課題事業となる薄型テレビについては、モデルの絞込み、大画面へのシフト、スマートテレビのグローバル展開などとともにセット事業の黒字化を目指す。一方で、非テレビ用途への展開を図ることで、パネル事業の収支改善に取り組むとのこと。
従来までの薄型テレビについては「結果として過剰投資になったと判断している。大規模投資を実施した後で、リーマンショックや円対ウォンの問題が起こり、結果として目指したような台数を作っても収益を上げられなかった。反省をしている」(大坪氏)との認識を示した。
ただし商品的な位置付けについては「テレビは社会の変化をリードしてきた代表商品の一つ。テレビの必要性は変わらない」と話す。有機ELテレビへの取り組みについて尋ねられると「すべて自前で投資してという可能性は極めて低い。ベストパートナーと手を組んでやっていきたい」と話した。
via: パナソニック、2012年度事業方針を発表--成果問われる年、V字回復実現へ - CNET Japan
たまたまパナソニックから引用したが、ソニーもシャープも以下同文である。
そこに根強く存在しているAppleTV(今でているやつじゃないよ)の噂。先日その関連でこんな企業を知った。
Word of the negotiations was exclusively revealed to AppleInsider, and although the offer has yet to be accepted, a source claims that Loewe "has been advised by its financial advisor to accept the offer and a final decision is scheduled to be announced internally before 18 May 2012."
via: Apple Interested In Acquiring German Television Maker Loewe? [Updated: Company Denies] - Mac Rumors
多分本当にApple TVが発表された時には全く違う形となっているだろうが、それでもこのTVは美しい。Appleがこれを売りだしたと聞いても驚かない。
企業のサイトを見てみると、「これは欲しい」と思えるような製品がずらずら並んでいる。iPadとの連携も見事なものだ。
今やコモディティとなっている、と言われて久しいTVだがこんな攻め方もある。恥ずかしながらこの会社の存在をそれまで全く知らなかった。
というわけで、日本の家電メーカーの皆様。こんなの作ってみてはいかがでしょうか。家電チェーン店においてもらえないですか?だったらネット限定でもいいじゃないですか。
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これを見ていて思ったのだが、TVはこれまでAppleが作ってきた製品とは一つ大きな差異がある。
Mac, iPhone,IPodはいずれも明確に「個人が使うもの」なのだ。それ故旦那が「これ買う」といってお小遣いが存在していれば買うことができる。iPadはボーダーラインにあるが、まあ支出の額からいけば似たようなものだ。
問題は、TVは家族で所有し使うものである、という点にある。それ故旦那は発言権を持たない。大蔵省が賛同しない限り購入は実現しないのだ。そしてこの美しさを大蔵省が認めてくれるものだろうか?これが杞憂であることを祈るのだが。
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TV事業を立て直すための一つの考え方はこうである。TVは家庭に存在している40インチの液晶ではない。TVはクラウド上に存在している。そして窓がスマートフォンだったり、40インチディスプレイだったり、iPadだったりするわけだ。戦場をクラウドに移すことで、サムソンの正に対し奇をもって当てる。
と思いつきを文字にしてはみたが、あんまり面白くないな。。