語ることと行うこと
2012-05-28 06:49
今まで何度か言及したことだが、何度でも繰り返そう。おそらく私はそのことを忘れてしまうから。
この事実を私たちはあまりにもしばしば忘れてしまう。元カーネギー・メロン大学の教授、ランディ・パウシュは最終講義でこう言った。
Syl said, it took me a long time but I've finally figured it out. When it comes to men that are romantically interested in you, it's really simple. Just ignore everything they say and only pay attention to what they dovia: ごんざれふSylは言った。ずいぶん時間がかかったけど、とうとうわかったの。男性があなたに気があるそぶりを見せた場合、「言う事」は全て無視して、彼が「何をするか」だけに気をつけなさい。
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私は家入一真という人は、おおくの人が批判するように欠点もたくさんあるのかもしれないけれど、彼が追い求めている価値に共鳴している点で全幅の信頼を置いています。
via: Twitter / sasakitoshinao: 私は家入一真とい
追い求める価値に共鳴する。いい言葉だ。追い求める価値を、佐々木氏はどのように判断しているのだろうか。おそらくは家入氏の「言葉」だろう。実態は言葉と異なっているからね。
そして家入氏の「行動」についてだが。
あなたのやろうとしたことは単なる詐欺紛いで、学費高高騰とは無関係です"
@hbkr: このグラフを見て欲しい。バブルが弾けた後も学費は高騰し続けている。 これは日本に限らない。今後の、震災後の、日本を担うべき学生が、学びたくても学べない状況になっている。 #studygift"
via: Twitter / shi3z_bot: あなたのやろうと
このStudygiftに関係する人たちの「言葉の巧みさ」には本当に感心する。他の人はどうか知らないが、おそらく家入氏は自分が発している言葉を本当に信じているようだ。
その「言葉」に共鳴する人もいるだろう。私はランディ・パウシュの言葉により多く共鳴する。すなわち見るべきは「行動」だと。
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もう一つ、「良い言葉」を掲げよう。
うねりは起きている。まだ確かな流れではないが一点を突破すれば一気に流れ出すパワーを持っている。遅かれ早かれ起こることなら、自分で先導してしまおう。波にのまれるよりも、波に乗ってしまおう。コラボレーションを加速して、ムーブメント起こしちゃおうぜ!
さぁ 、世界を驚かそう!
via: 世界を驚かす覚悟はあるか? - Hacking My Way ~ itogのhack日記
そしてこの文章を掲げている会社の最新作。
コンプガチャ自粛をいち早く発表したKLabは、5月16日より、コンプガチャに代わる新しいガチャを、同社の「真・戦国BUSTER」にて導入した。
via: コンプガチャを失った、ソーシャルゲームの「次の一手」は - ねとらぼ
「世界を驚かす覚悟」ねえ。。
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最後に明和電機、土佐社長の言葉を。
ソーシャルビジネスを見ていて「おや?」と思うのは、「プレゼンテーションしかなく、背景がない」場面がときどきあることです。「これからわたしはこんなモノを作ります。だからお金をください」。という言葉。
でも僕は逆だと思うのです。たとえ拾った木片を削って作ったものでもいいから、「僕はこんなものを作りました。買ってくれませんか」の方がしっくりきます。そこで得たわずかなお金で、道具を買って、もうすこし立派な彫刻を作る。それを売ってまたかせぐ。これがどんどん大きくなって、自分への自信と、モノを生み出す技術力になっていく。
いきなりモノも、コンテンツも作らずに、プレゼンだけでたくさんのお金が集まってしまうのは、長い人生でコツコツと学んでいく大事なことを、なんだかすっとばしてる気がします。
まあ、この考えは、いまのソーシャルネットワーク社会からすると、ひとつ前の古い考えだと思いますが、芸術家も、製造業も、本質はそこだと思います。
via: ~明和電機 社長ブログ~: 学生時代、味噌の訪問販売のバイトで学んだこと
覚えておこう。少なくともこの言葉を胸にとめておけば、チープな詐欺にひっかかる危険性は減らせるのではないか。