というわけでMicrosoft Surfaceだが

2012-06-28 08:15

先週からこの話題ばかり書いているようだが気にしない。いろんな意味で印象的だった発表会だが、現在のSurfaceはどこにあるのだろうか?

even though no one seems to have really used a live unit for more than a few seconds.

via: Hands-Off: Microsoft Surface Tablet Review

この記事に、あの発表会の後、ジャーナリストたちがSurfaceをどのように「触る」ことができたかが、詳細に記述されている。端的に言えば、誰も触らせてもらえなかったということらしい。

With the Touch Cover on, we were able to balance the Surface on a lap for typing like a notebook without it falling forward or tipping over backwards; compare this to the Asus Transformer Prime which always wants to fall backwards, and you'll appreciate this weighting.

Microsoft Surface tablet review

via: Microsoft Surface tablet review | from TechRadar's expert reviews of Tablets

このように膝の上において、タッチを試すことはできた。しかしこの状態で実際にタイプを行ったわけではないようだ。

マイクロソフトの新タブレット 『Surface』 が発表会でフリーズ → おっさん焦りすぎワロタwww

via: マイクロソフトの新タブレット 『Surface』 が発表会でフリーズ → おっさん焦りすぎワロタwww : オレ的ゲーム速報@刃

肝心なプレゼンでこの状態だから、不特定多数のジャーナリストに触らせたくない気持ちは「作り手」の端くれとしては痛いほどわかる。

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今のところ、価格も、正確な発売時期も、無線での接続方式も何も発表されていない段階だし、それは決定されているわけもない。

しかし

SurfaceのARMモデルは、少なくともiPad2(iPadじゃないよ)の34,800円と比較して「遜色ない」値段をつける必要がある。(SurfaceのIntelモデルはUltrabookが競争相手になる)ここはMicrosoftのお手並み拝見というところだ。

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またもうひとつ問題がある。そもそもWindows8の新しいタブレット向けインタフェース、Metroは有効なのか?ということだ。

Sinofskyの説明にある通り、Windows 8は従来型Windowsと新しいMetroベースの体験の両方を提供する、それは、どちらのやり方を取ることにも議論があったからだ。だから彼らは・・・えーと・・・妥協した!

via: マイクロソフトの「妥協しない」の解釈は、「妥協」の定義そのもの

開発当初からこうした指摘はあった。MetroスタイルのUIに対する批判は滅多に聞こえてこない。逆に「素晴らしい」という声はいくつもある。問題は、従来型Windowsの姿とMetroをどうやって「共生」させるか、ということだ。そして現状その評判は芳しくない。

「わたしの76歳の母にWindows 8をあげても、使いこなせないだろう。だが30代、あるいは20代の人にしても、最初からMetroインタフェースに全く混乱を感じないということはないのではないだろうか」とForresterのジョンソン氏は指摘する。

via: 「マウスで苦労」「途方に暮れる」──Windows 8の新しい操作性は混乱必至? (3/3) - ITmedia ニュース

Metroはクールだが、それで全部の仕事が片付くわけではない。両者の切り替えをどうすrのか?そして従来型Windwosに切り替えた途端に、Surfaceのクールさが消え失せることに注意しよう。

It was nerdily amazing that I could even make a DOS prompt appear on it:

That was cool, and no one made me stop playing, not even Solitaire:

via: Hands-Off: Microsoft Surface Tablet Review

現状を最もよく表しているのは以下の言葉だと思う。

「わたしは本当にWindows 8を使いたい。だがMicrosoftが本当に目的地に到達できたのかどうかは、わたしには分からない。Windows 8が、Microsoftが目指す場所を示しているのは確かだ。だがMicrosoftが1回のリリースでその目的地にたどり着けるかどうかは、わたしには分からない」とDirections on Microsoftのチェリー氏は語っている。

via: 「マウスで苦労」「途方に暮れる」──Windows 8の新しい操作性は混乱必至? (3/3) - ITmedia ニュース

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そうはいっても、Microsoftは執念深い。散々けなされた初代Xboxから長い時間をかけ、とうとう北米における据え置きゲーム機ではトップの座を獲得しようとしている。(ソニーが自滅したことを勘定にいれてもだ)

これから数年Microsoftがどこに向かうのか。そしてその過程でKinのような愉快な製品をいくつ出してくれるのか。全く使う気がない人間としては野次馬気分で眺めたいと思う。会社ではどうせXPを使い続けるんだし。

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さて、Micorosoftがもし「Google I/OでGoogleがタブレットを発表する前にSurfaceを発表しなければ」と焦ったのだとすれば、それは杞憂だった。

Google Playのみで購入可能なAsus製の新しいNexus 7タブレット はiPadとKindle Fireに対するGoogleの回答となることを目指している。

via: Google I/O:新しいGoogle Nexus 7タブレットに触ってみた!

Googleは"Me too!"なタブレットを出してきた。
Google Nexus7はKindle Fireへの対抗にはなりえても、Surface,それにiPadの対抗ではない。そう思うとタブレットと同じ言葉で呼ばれる製品の中にもいくつかセグメンテーションができそうなところが面白い。

-iPad
-Ultrabook v.s. Microsoft Surface
-Kindle Fire v.s. Nexus 7

ってなところか。

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[訂正]以下の文章は正しくないようだ。その後公開された別の写真には、ケーブルが写っていない。

Glassについてはもう少し書く予定だが、別のデモ機の高画質写真を下に貼っおいた。

via: Google I/O:Google Glassに触ってみた!

同時にGoogleのHMDも発売がアナウンスされたらしい。$1,500という価格には驚かないが、この写真にはがっかりした。

実際につけてみればわかるけど、あのメガネから伸びるケーブルは実に鬱陶しい。普及のためにはあれをなんとかする必要がある、と考えている。Googleは何か面白い解決策でも提示してくれるかな、と思っていたがやはりケーブルはだらだら垂れている。

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[訂正]ただ以下の結論は変わらないので、そのままにしておく。

すばらしいエンジニアが多数在籍しているはずの企業が、どうしてこうもつまらん製品を出してくるかについてはきっと面白い考察ができると思う。いや、きっとすごいデザイナーだっているはずなのだけど。その点MicrosoftのSurfaceには正直驚いた。この差はなんなのだ。

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さて日本のベンチャーだってがんばっている。

うまく説明できないが、このビデオをみるだけでゲンナリする。すごくロジカルではあるのだけど。