死亡フラグ

2013-01-23 06:55

あ、社長。それは死亡フラグです。

「Xperiaが一押し」と強調。「iPhoneに十分に対抗できるのでは」と自信をみせた。

via: 「iPhoneに十分対抗できる」――ドコモ春モデル、「イチオシはXperia Z」と加藤社長 - ITmedia ニュース

というか、なんというか全く学ばない点に関し、思わず拍手したくなるほどだ。

キャッチフレーズ:「ドコモにはプラダフォンがある」(山田社長)
結果:ブランド携帯に似つかわしくない大値引き販売の後ひっそり生産終了

via: iPhone痛 : ドコモによるiPhoneキラーの歴史を御覧ください

なんでこうも同じ発言を繰り返すかなあ。

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というわけでDocomoの春モデルである。2画面とかに私の関心はなく、春モデル一覧である文字を探していた。

NOTTVである。最近は話題にも登らなくなったな。

今回発表された12機種中、6機種が対応ということで一安心。8っつある春モデルの特徴の中で下から2番めだがまあいいとしよう。

現在の契約数は50万とのこと。一月420円だから、現在視聴料収入はMax月2億1000万円(プレミア番組料金除く)

この加入者数は偉大な数字である。月額420円定期的に徴収されるのだ。それが50万人もいるというのはなかなかできることではない。

しかし黒字化はまだまだ先にある。久しぶりに公式サイトをみてみたが今だ「否定から始まる」TVじゃない、だけどなんだかわからない状態から脱せていないように感じる。

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おそらくはDocomo全体もその罠にハマっているのだろう。iPhoneは扱わない。土管屋にはならない。だけど何になってよいのかわからない。Amazonに対抗しよう、XperiaでiPhoneに対抗しようと言ってはみるものの果たしてその方向に消費者は向いてくれるのだろうか。

Docomoには優秀な人がたくさんいるから、おそらくはこの言葉を頭では理解していると思う。

最近、「過剰の精神(abundance mentality)」が業界のバズワードになっている。これはライバルにわずかに差をつける努力をするより、画期的なイノベーションに集中した方が利益が大きいというものだ。この根底にある前提はわれわれは基本的に資源が希少であるような世界にはいないというものだ。「人々の暮らしを改善する方法は無数にある。テクノロジー企業が取り組んでいるのはそのうちに1%だ。99%は未開の領域だ」

実際、エリック・シュミット会長も有力テクノロジー企業はいつも死闘を繰り広げているというストーリーをむやみに作りたがるとしてメディアを非難したことがあった。

via: Googleの精神―ラリー・ペイジ、「競争なんてくだらない。イノベーションこそすべて」と吼える

しかしそれが実行につながらないのも、我々凡人というものだ。Docomoも自分の欲求に素直になって「これがDocomoの姿だ」というのを提案してみてはどうかな。Docomo2.0とかじゃなくて。