iPhone上でのMail プログラム変遷

2013-02-26 07:28

いや、そんなものApple謹製のMail.appでいいではないかと言われるかもしれないがそうはいかないのであった。

いや、もちろん最初はMailから使いはじめる。しかしそのうちあれこれ問題がでてくる。一番の問題は「複雑すぎる」ことだ。これはほとんど言いがかりに近い。しかし会社のメールシステムが外からアクセスできなくなった今、複数アカウントは必要ないのだ。GMailさえ快適にアクセスできればよい。

というわけでGoogleのMailを使い始めた。最初のバージョンは時々「ログインしてください」と聞いてくる。iPhone上でパスワードを入れるのは面倒だからまたApple mailに戻る。そのうち新しいバージョンが発表されその問題が解消されたと聞く。またGoogle Mailに戻る。しばらくは平和に暮らす。面倒なことしなくても通知も瞬時だし。

ところがそのうち

「通信中」

になったまま回復しない、という問題に遭遇する。一旦これに陥ると、本体を再起動しようが、アプリを削除して再インストールしようが回復できない。しかたないなあ、とまたApple Mailに戻る。そのうち「またためしてみようか」とやってみると動く。しばらく平和に暮らすが(以下繰り返し)


というわけでiPhone上で何を使うかはずっと問題だったわけだ。そこにあるアプリが紹介される。MailBoxというもので、一気に使用可能になるのではなく、長い長い列に並ばなくてはいけないらしい。私が登録した時点で私の前に30万人くらいいたと思う。アプリを立ち上げるたび、私の前の数字が減り、私の後ろに並んでいる人の数値が増える。不思議なことに両者の合計は常に80万程度だった気がする。

最近はこのアプリを立ち上げ、その数値をみるのが楽しみになっていた。思うに一番カジュアルなゲームとはこれではなかろうか。単に「行列待ち」をするゲーム。早くなったり遅くなったり、ユーザのアクセス頻度を見て進み具合を調節する。誰か作りませんか。ガチャを引くと待ち行列がぎゅーっと縮むなんてやれば、大儲けできるかもれしれませんよ。

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さて、先日アプリに何かバッジがついていることを知る。たちあげてみると、使えるようになっていた。既にして「待ち行列症候群」にかかっていた私はがっかりする。でもまあいいや。使ってみよう。

前の会社で、若いプロマネに「メールのIn boxをto do listにするといいですよ」と教わった。それ以来会社のメールはそのように使っている。つまり処置が必要なものはinbox に残し、それが終わればしかるべきフォルダに放り込むのだ。

このMailboxはそうした考えに基づいて作られている。通常メールアプリのバッジに表示される数値は「未読メール数」だが、このアプリでは未読、既読を問わずin boxにあるメール数が表示される。(最初は少し驚いた)気になるなら全部他のところに整理しと言っているのだ。

なんでもないメールはArchiveするのがこのアプリの作法らしい。だから最初はいきなり1300とか表示される。アプリのinboxから「in boxを空にする」というボタンを押すと、しばらくしてメールが全部そちらに移動する。

使い始めて数日だが、私はこのシステムが気に入っている。今のところどっかのGoogle mailのように「通信中」になったまま停止するということもない。

しかし問題がないわけではない。日本で悪名高き「半角カナ」の扱いがおかしいのだ。見事に文字化けしてくれる。しかし昨今半角カナなどあまりみかけないから欠点という程のことではないだろう。バグレポートを送ろうかな、、とまあ若い頃なら考えたな。

Facebookが普及して以来、会話のいくつかはFacebookのグループに移行している。確かにメールの重要度は減少しつつあるのだが、それでも日常生活で大きな比重を秘めている。まだまだメールの新しい使い方はあるはずだ、とそんなことをぼんやり考える。