転職には理由がある

2013-03-14 06:59

というわけでYahooのマッリサ・メイヤーである。最近何故ニュースになっているかといえば「在宅勤務禁止令」を出したのだそうな。

不振にあえぐヤフーの経営再建への取り組みの一環として、メイヤー氏は社員に対し、「6月以降は全社員が出社して仕事するように」と命じたのだ。

via: ヤフーの在宅勤務禁止巡る論争:日経ビジネスオンライン

ここで、在宅勤務をしたほうが、生産効率が上がるとか、いや、その統計はおかしい、といった議論は的はずれである。いや、議論してもよいがそれはCEOの裁量権内での話だ。生産性議論は、Yahooが計測してみないと結果がでないことである。

それとは別にこの「禁止令」によって一つ明らかになったことがある。彼女自身も子供を出産したばかり。育児と忙しいCEO業務をどのように両立させるのか?家庭にいて子供の面倒をみながら、勤務するというのは一つの方法だろう。しかしそれはできない。なぜなら彼女自身がそれを禁じたから。ではどうするか。

自分は隣の部屋に保育室を設け、保育士と一緒に赤ん坊を会社に連れてきているそうだ。

via: わかっていない

なるほどCEOならそれはできるね。でも一般社員には無理だよね。

Mayerと働いたことがある元Googleの幹部は2度こう言ったとのこと。

"This is a great day for Google, and a nail in the coffin for Yahoo."

via: The Truth About Marissa Mayer: She Has Two Contrasting Reputations - Business Insider

Googleにとっては素晴らしい日。そしてYahooにとっては棺桶に釘が打たれた日。

・Mayerは文字通り一日24時間、週7日働く。
・99%の人間より頭がよい
・他人を使うことができない。だから、彼女の才能を組織の力にすることができない
・彼女にとって「マネージメント」とは脅すか、恥をかかせることだ。
・彼女に5分間会うために、彼女のオフィスの外には人が並んでいた。GoogleのVPも並ばされた。

via: ごんざれふ

私が読んだ記事ではYahoo社員は当初メイヤーの就任を歓迎したそうだ。

しかし彼女がGoogleからYahooに移ったのにはそれなりの理由があることをYahoo社員も知ることになったと思う。

面白い事に日本語記事では、Mayerに関するネガティブな情報は少ないようだ。何か理由でもあるのかね。