Born in the U.S.A.

2013-05-02 06:51

今朝このようなニュースを読んだ。

 【シカゴAFP=時事】米南部ケンタッキー州カンバーランドで4月30日、自宅にいた5歳男児が誤って銃を発砲し、撃たれた2歳の妹が死亡する事故があった。
 銃は2012年に男児にプレゼントされ、男児はこの銃の扱いに慣れていたという。

via: 5歳男児が誤射、2歳妹死亡=米 (時事通信) - Yahoo!ニュース

最初に思ったのは

「5歳の子供に銃をプレゼントする?アメリカだから頭のおかしい両親もいるわな」

というものだった。しかし私は間違っていた。

英文記事から、単語を拾ってみるとCricketという「子供向けライフル」がれっきとした製品として存在している。そのページをみれば銃をもった赤ん坊や子供がにこにこしている。


つまりこの事件は「頭のおかしい両親の家」でおこった事件ではなく「普通の家庭」(アメリカに"普通"があるのか、という議論はさておき)で起こった事故なのだ。この頁をみて、日本で生まれ育った私はなんとも言えぬ恐怖を感じる。こうした事故が「たまにしかおこらない」のはちょっと驚きだ。ちなみに「ママ」向けのピンクのライフルもあるよ。

痛ましい銃乱射事件が起こっても

「問題は学校に銃がないことだ!TVゲームが問題だ!」

などという日本人からすると理解しがたい発言が堂々となされる背景にはこんなことがあるのだな。というか「常識」のギャップは私が思っていたよりはるかに大きい。