Hate is not opposite of love. Indifference is.

2013-06-26 06:42

「嫌い」は「愛」の反対じゃない。「無関心」が「愛」の反対。

これは、Cheersというアメリカのコメディ番組の中のセリフである。ずっとあまりメジャーとは言えないサイトを作り続けていると、確かにそうだと実感する。アンチはメジャーなものにしか湧いてこないのだ。

先日こんな記事を読んだ。

iOS 7の(少なくとも今の)デザインが「Jony Iveの作品」とは言いがたいのではないかということ、そしてTNWの聞いた話がほんとうであるとすれば、そういう(分散型?の)デザインプロセスから生まれたiOS 7のデザインに「スティーブ・ジョブズが生きていれば、果たしてOKを出したか」といったことである。

via: iOS 7異説:「素人くさいアイコンをデザインしたのはだれ?」 - (page2) - ZDNet Japan

例によって"Steve Inside"の微笑ましい記事。こんな戯言を書いて原稿料をもらえるというのは実にうらやましい。いや、それは今日の主眼ではない。

iOSはメジャーな存在になった。それ故これほどわけのわからないコメントが存在しうる。しかしソニーが「Appleが関心を持っている」と言われるスマートウォチに先駆けて新製品を発表したというのに、誰もニュースにもしてくれない。

6.4インチ大画面の Xperia Z Ultra と同時に、ソニーモバイルがスマートウォッチの新モデル SmartWatch 2 を発表しました。

via: ソニー SmartWatch 2 発表。NFC搭載で防水防塵になったスマートウォッチ - Engadget Japanese

これが20年前だったらなあ。「ソニーがスマートウォッチを発売する!」と大騒ぎになったものだな。。(遠い目)

いや、今日の主眼はそこでもない。この記事を読もう。

What about Sony?

sony_iconography_sucks_balls.jpeg

What the fuck is on that little screen?

I can tell you what isn't on that screen, consistency.

via: Shitty Iconography Is Made By Companies Other Than Apple, FYI - Daily Exhaust

このスマートウオッチのアイコンのデザインは、議論の余地なく「ゴミ」だ。よくこんなものを発売するなと感心する。

さらに

だーれもその「ゴミデザイン」について批判すらしない。落ちぶれるとはこういうことだな。

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Steve Jobsの妹が彼の葬式で行ったスピーチから引用しよう。

彼の美の哲学を思うとき心に浮かぶのはこんな言葉です。「ファッションは今は美しくても、やがて醜く見えてしまう。アートは最初醜くとも、やがて美しくなる」

スティーブは常に「やがて美しくなるもの」を追求していました。

誤解したい人にはさせておけ、という人でした。

via: Long Tail World: スティーブ・ジョブズの妹モナ・シンプソンの追悼演説:A Sister's Eulogy for Steve Jobs

Steve insideの諸君にはこの言葉を送りたい。