同盟とか連合とかいうもの
2013-07-05 06:35
数日前こんなニュースが流れた。
Samsung has reportedly delayed the release of its first Tizen OS device, citing a number of setbacks including a need to improve the app store for its mobile operating system
via: Samsung Delays First Tizen Device Citing App Store Issues | TechnoBuffalo
App Storeの問題でサムソン(Docomoも大いにからんでいる)の新しいOS Tizenが遅れるということだった。その時はふーんと気にもとめなかったのだが。
でもってそこからリンクされているスクリーンショットを見る。なんとiOS7そっくりだ。
そして昨日こんなニュースが流れた。
Tizen OSが事実上キャンセルとなったことで、Tizen OS搭載端末の販売を予定していたNTTドコモの行方が注目されます。Tizen OSの導入をNTTドコモ内で主導していた人物は地方支局に左遷されたと伝えられており(実際に配置転換されている)、果たしてAndroid以外の新OSが投入されることはあるのでしょうか。
via: 速報:Tizen OS開発プロジェクト事実上キャンセルへ NTTドコモの行方は不明 | ガジェット速報
年寄りからみると「やっぱりなあ」という感慨しか持たない。そもそも同盟とか連合とかいうものにロクなものはない。
「我々自身の思いでも動けないか。自身でも課題意識を持って、と強く考えているメンバーが揃って、Tizenになった」
via: ドコモ杉村氏、第三のモバイルOSを目指す「Tizen」を語る
メンバーが揃うのはいいことだが、結局は誰かが中心にならなくちゃねえ。
その昔働いていた大企業で「超事業部プロジェクト」というのに参加したことがある。複数の事業部にまたがる大きなプロジェクト。すごいなあ。
起こったことはお互いの貶し合い、足のひっぱりあい。また当時私の上司だった人間が、そういう内輪もめが大好きな人だったし。一年も持たずに分解したな。
というか、前述のDocomoの記事で「?」と思ってはいたんだよね。話している人が「担当部長」電電公社には担当部長が山ほどいる。そのほとんどは「ただ年をとったおじさん」だ。電電公社では年をとると部長になるらしい。
これまではドコモの永田清人氏がTizenの代表を務めてきたが、5月初旬に発表された人事異動で、杉村領一氏がTizenの代表を引き継ぐことが明らかにされていた。
via: ドコモ杉村氏、第三のモバイルOSを目指す「Tizen」を語る
その前の担当者が「取締役執行役員」だったからねえ。分かる人にはこの人事異動だけで、DocomoにおけるTizenがどのような位置づけになったか理解できたのだろう。