みんなAppleになる
2013-09-04 06:32
こう書いたのが8月29日
将来の命運を握るWinows PhoneはもはやNokia独占になるらしい。となるとMicrosoftにはそれがどれほど財務的に危険な賭けであろうと、NOKIAを買収するかしか選択肢がないことになる。でなければWindows Phoneから撤退するか。
via: ごんざれふ
でもってこのニュースだ。
Microsoftは米国時間9月2日夜、「Nokiaのデバイスおよびサービス事業すべて」を買収すると共に、Nokiaの特許をライセンスし、Nokiaのマッピングサービスを使用すると発表した。
via: マイクロソフト、ノキアのデバイス・サービス部門を買収 | TechCrunch Japan
Apple, Google+ Motorola,それにMicosoft+Nokiaの戦いとなった。つまるところみんなハードとソフトの垂直統合になったわけだ。
Let's be honest though: This news is just the final nail in the coffin for hardware makers to license Windows Phone, and Windows RT, for that matter.
via: Let's get real: Nobody will license Windows Phone or Windows RT now -- Tech News and Analysis
このニュースで、数日前に出た「NokiaがWindows RT端末を出す」というニュースが納得できるものになる。NokiaはMicrosoftの一部としてWindows RTをだすのだ。このニュースの前であっても独立した企業があらたにWindows RTを出せば
「お前はNECか」
と言われかねなかったが、今やだれもWindows RTに見向きもしないだろう。Microsoft(とその一部たるNokiaを除けば)Windows Phoneもそうだ。(いずれにしてもそうなる運命だったようだが)
かわいそうな日本マイクロソフトの社員は、端末を更新してもらえるのかねえ。
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さて、Scott Forstallの首、シノフスキー粒子の首、MicrosoftによるNOKIAの買収など次々と予言を的中させてきた(当たり前です)当ブログが次に大胆な予言をしよう。
次のMicrosoftのCEOはElop.
今プロフィールをみて気がついた。Elopと私は同じ年生まれなのだな。。(遠い目)
理由?顔だよ顔。次期Microsoft CEO候補の顔ぶれをみればわかるでしょ。この中でMicrosoftのCEOとして一番相応しい顔をしているのはElopだ。個人的にはPanos Panayがなっても面白いんじゃないかと思うけど、Microsoftという会社の性格を考えればそれは適当ではない。
確かに市場は変化している。しかし、Krugman氏の見解によると、ITマネージャーというものは本来保守的であり、気まぐれな普通の人間が、Appleを凌ぐ輝きと新しさを備えた製品を見つける可能性があるにしても、ITマネージャーがそれと同じようにすぐにはMicrosoftから離れることはないということになる。
via: アップルはMSよりも多くの試練に直面する可能性--米経済学者P・クルーグマン氏が示唆 - CNET Japan
この記事は別に一つ記事を書いて言及するだけの価値があるが、それはおいておいて、要するにMicrosoftとは保守的なITマネージャーに受け入れられることで命脈を保つ企業だ、ということになる。概ねこの指摘は正しいだろう。
おそらく今後20年か30年、WIndows 7は使われ続ける。そしてその間Microsoftは収入に困ることはない。その頃までにはMicrosoftは「ソフトの土管屋」として自らの地位を確立しているはずだ。そういう会社のCEOとしてPanayは相応しくないんだよねえ。