早い技術かもしれない。しかし着眼点が好き
2013-11-15 06:53
こんなスタートアップがあることを知った。
シカゴの50代の女性Cynthiaは、多発性硬化症になってから、再び歩けるようになるまでの苦闘を書いてきた。
そこから、アイデアがひらめいた。誰もが、自分の学習過程を正直に透明に開示したらどうなるだろう? 偉大なアーチストやダンサーでも、そうなるまでの出だしと過程があったはずだ。
via: 奇才Karen Chengが始めたGiveIt100, ものごとは完成形より途中の失敗や間違いに見る価値あり | TechCrunch Japan
天才というのは持続する意志である、という私の持論によれば持続するからにはその間の「どうしようもない時期」があるわけだが、ほとんどの場合その結果しかでてこない。
話は少し変わるが、私は時々ものすごくマイナーな美術展に行く。すると確かに「古いのだが、下手な絵」がいくつもある。それらを見た後に有名な同時代の絵画を見ると「確かにうまい」と思える。つまり完成された姿だけ見ていてはわからないこともあるわけだ。
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日米のスタートアップの差異の一つに、日本のスタートアップには「深い技術」がないことがあげられる、と思っている。そうした分類でいけばこれは日本にもあってもおかしくない「早い技術」だが着眼点が好きだ。
"私が作りたいのは、偉業の背後にある苦労を全部見られる場所"、と彼女は言う。"今みたいに、Michael JordanやZuckerbergのような完成された形ばかり見たってしょうがない。しかし、この二人のスーパースターも、彼らの初めのころの苦労や勉強や練習にこそ、人が見る価値があるのだ。きれいな最終的な完成形は、どーでもいい"。
via: 奇才Karen Chengが始めたGiveIt100, ものごとは完成形より途中の失敗や間違いに見る価値あり | TechCrunch Japan
マイケル・ジョーダンの努力の過程を示したビデオがあれば是非見たい。そんなことを久しぶりに考えた。