安物を買うということ
2013-11-22 07:10
例によって例のごとくこんな話があるらしい。
所有するLG製のスマートTVのホーム画面に広告が表示されていることに気づいたイギリス人の男性が、不思議に思い独自に調査を進めたところ、USBメモリ内のファイル名と閲覧記録が知らない間にLGのサーバに送信されていることを突き止めました。
via: LG製のスマートTVがUSB内のファイル名と閲覧記録をこっそりサーバに送信していたことが判明 - GIGAZINE
でもってそれに対する回答がこれ。
おはようございます
via: LG製のスマートTVがUSB内のファイル名と閲覧記録をこっそりサーバに送信していたことが判明 - GIGAZINE
このたびは、ご連絡頂きありがとうございます。
お客様からお知らせ頂いたメールはイギリスのLG本部に報告させて頂きました。
LG本部からの説明によると、お客様は契約条件に同意していますので、LGではなく製品を販売した小売店がお客様の製品購入時に適切な説明を行うべきでありました。
ご迷惑をおかけしまして大変申し訳ございません、また何かございましたら、遠慮なさらずに連絡してください。
敬具
ちなみにこの件に関しては続報が有り、EngadgetがLGにコンタクトした時にはもう少しまともな反応が返ってきたのこと。
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LGという会社には何の思い入れもないが、近くの映画館にデモ用のTVセットをおいていたことは覚えている。「10フィートUIなど存在しない」という信念の私にとっては、冗談のようなSmart TVだったが。
でもってそんな会社の製品を買うとこういうことになる。
こういう「企業の不祥事」にはいろいろなレベルが有り、いろいろな対応がある。前にも書いたことだが、インターネットであれこれやろうとすれば、どうしても自分の個人的な情報を企業に委ねることになる。
それであれば、「少しはまともな企業」にそれをゆだねたいと思うのだ。私はApple原理主義者だから言うのだが、これは企業としての「誇り」の問題だと思う。そういう汚いことまでやって、個人のデータを集めたいのか、そうした儲け方を拒否するのか。
そうした観点から、LGとかソニーとかがどう位置づけられるかはいろいろな議論があるだろう。