Docomoの新料金プランに対する報道
2014-04-14 07:15
をみているととても興味深い。まずはメジャーな媒体だ。ほとんどの人はこういう情報しか見ないと思う。
10台までスマートフォンやタブレット端末などを接続できる。家族が別々に契約するより割安になる。
via: ドコモ長期利用者、最大月2千円割引の新プラン (読売新聞) - Yahoo!ニュース
さらに、ドコモを6年以上使う長期利用者には、年数に応じて最大月2000円の割引を行い、25歳以下の利用者も月500円割り引く。家族4人全員がドコモを使う場合、現在の一般的なスマホの通信料金の月8000円程度に比べ、最大で1人当たり月2000円程度安くなる。
NTTドコモは10日、音声通話の完全定額制や、データ通信の容量を家族で分け合う国内初の仕組みを盛り込んだ新料金プランを発表した。実質的な値下げに踏み切ることで、割高な通信料への批判をかわし、利用者を囲い込む。
via: ドコモ、今夏導入へ 「VoLTE」前提に“値下げ競争”幕開け (SankeiBiz) - Yahoo!ニュース
これだけよむと「をを、ドコモが安くなったのか。じゃあ移転を検討しようか」という気分にもなる。
ところが、よりマイナーなPCニュースサイトなどではちょっと論調が変わってくる。
つまり、今回の新プランは、通話定額を名目として基本料金を値上げし、さらにパケット料金を従量制に近いものにしたものだと考えられる。
via: 【山田祥平のRe:config.sys】ワリにあえるかドコモのパケあえる - PC Watch
今まで賢く節約してきた人は、損をする傾向にあります。
via: 解説:複雑怪奇なドコモの新プラン…結局「得をする人」「損をする人」は誰だ! – すまほん!!
複雑にしつくして、ユーザーの思考を停止させようとしているとしか思いません。
via: ■volteとかいろいろ。ドコモ新料金プランの迷いの森から抜け出すために。 | ふじさわブログ(元 iPhone愛用中ドコモ店員のブログ)
メディアの報道内容にどこまで「CMの大口ユーザ様」という権力を振り回せるのか、というのはなかなか興味がある問題だ。本件に関しては、私が読んでいるような「ユーザに近い視点」での記事を掲載しているサイトで、大手新聞のように「ドコモ大幅値下げ」といった解説をしているものはひとつもない。こうした状況を見るにDocomo広報部がんばっているんだろうなあ、とぼんやり想像しているのだが。というかあれだね。多分大手新聞というのは「自分が何を書いているか理解していない」状態でも言われたままに記事をかける、ということだね。
しかしこれだけ「キャリアの都合」でつくられた料金体験もすごいと思う。
「麻呂の高貴な回線を貴様ら下賎な民に使わせてやろうというのじゃから、これくらいは当然じゃろう」
という「公家」電電公社の論理には感服するばかりだ。
●全く通話しなくても2700円かかるプランの登場。いままでの約2倍。
via: ■volteとかいろいろ。ドコモ新料金プランの迷いの森から抜け出すために。 | ふじさわブログ(元 iPhone愛用中ドコモ店員のブログ)
●パケあえるんだから、もちろん家族みんなでドコモよ。他にいっちゃダメよ。
●なんにもわかってない長期ユーザーこそ、残ってもらって存分にお金を使ってもらわねば。
●一番通信費をつかう20代ユーザーこそ、残ってもらわねば。家族縛りから真っ先に離脱するのもこの年代なんだから。