6月
2014-04-25 07:44
6月には重要なConferenceが2つある。まず2日から6日AppleのWorld Wide Developers Conferenceが行われる。新居さんのコメントをみると昔は当日券を売っていたのだそうな。そりゃ完全に負け組のMac上で何を作るのか、と思われていたのだろう。そのころのMac雑誌には「これから一年開発を続ける気力を持つために来た」とか参加者同士が語り合っていたとか書かれていた。
時代は変わった。
去年は71秒で売り切れた。今年は抽選方式になったのだがそれがどの程度「ランダムな抽選か」については疑問を持つ人もいるだろう。
正直いえば私もWWDCの抽選についてはある程度疑問を持っていた。私が知っている有名な開発者がふたりとも「行きます」とTweetしていたからだ。今回の抽選倍率は多分WWDCで発表されるだろうが、私のカンでは1/10を下回らないと思う。ということはふたりとも当選するのは1/100以下の確率ということになる。
さて、6/25-26にはGoogle I/Oがある。この2つの会議の申し込み時期は微妙にずれており、どう「調整」したのか知らないがWWDCへの応募があたったかどうかを見極めた上でGoogle I/Oに応募できるようになっている。そりゃSan Fransiscoエリア以外に住んでいる人にとって月に二度もSan Fransiscoに出張するのは無理だわな。(それが滅多に起こりえないような事象であれ、確率的には起こりうる)
さて私としてはWWDCに落ちたところですっかり「世捨人」モードになってはいた。しかしGoolge I/Oに応募した。こっちもあたらんだろうな、と思いつつ。
さて、4/22の朝寝ぼけ眼でメールをチェックするとGoogleから$900の引き落としメールが来ている。これは何だ?Your ticket to Google I/Oというメールがきたのはそれから数時間後だった。
どうもあたったらしい。ひょっとして倍率が低かったのだろうか。しかしTweetを検索すると「外れた」という声と「あたった」という声の比率は目測で1:10である。
落ちた時には仮にそれが「サイコロを振った結果」であったとしてもがっかりする。何か自分が否定されたような気になる。
via: 「Google I/O」のYahoo!検索(リアルタイム) - Twitter(ツイッター)、Facebookをリアルタイム検索
こういう気持ちになるのはとても理解できる。私もWWDCの「お祈りメール」が来た時は同じような気分になった。前に表のサイトで書いたことがあるが、人間は理由が大好きなのだ。悪いことがあれば「何か悪いことをしたのではないか」と思う。
私はiOSアプリを2つリリースしている。Android上でアプリを作ったのは遠い昔に試験的にやっただけ。App Engineは使っているがお布施はしていない。
もし「実績」が考慮されるのであれば、私がWWDCに落ちてGoogle I/Oに当選するわけがない。だから少なくとも今回の私については「サイコロを振った結果」であることに関して、かなりの自信がある。
というわけで今はこの「サイコロの目」を最大限活用する方法を考えている。