TV局というところ
2014-08-14 06:51
高校時代の友人が、TVの制作会社に勤めている。先日彼にこう言った
「この年にしてようやく理解したが、AKBにしろビッグダディにしろ亀田にしろ、TVというのは視聴者の都合ではなく、制作者側の都合で作られているのだな」
彼は黙っていた。
そうした行動の根底にあるのは、このようなメンタリティだと思う。
まぁ、マスメディアの人間なんてこんなもんだよ。
via: 【炎上】テレビ朝日が始めた “動画投稿サイト” の『利用規約』が酷すぎると大炎上wwwwwwwwwwww : オレ的VIPPRE速報@2ch
浮世離れした勘違い野郎ばっかり。
「報道という高尚な仕事を任された特権階級」だと思ってるんだよ、あいつらは。
NTTが通信を下賎な民に使わせてやる慈悲深い貴族だとすれば、TV局は「電波という貴重な公共財の番人を自負する貴族」なのだと思う。そんな貴重な電波にコンテンツをのせてやろう、というのだから全ての責任は下賤な民が持つのが当然だ。
「投稿者は、投稿データの利用に関して第三者からテレビ朝日に何らかの異議・請求等があった場合、テレビ朝日からの要求に従い、投稿者の責任と費用において解決します。また、投稿データの利用が第三者の権利を侵害したとして、テレビ朝日が損害を被った場合は、これを賠償します」
via: 【炎上】テレビ朝日が始めた “動画投稿サイト” の『利用規約』が酷すぎると大炎上wwwwwwwwwwww : オレ的VIPPRE速報@2ch
TV局様。どうぞ我々のゴミのような動画をお使いください。もちろん何が問題があった場合にTV局様にご迷惑をおかけするようなことはいたしません。
冗談ではなく彼らは本当に民はこう考えると信じているらしい。
こうした「利用規約の炎上事件」がなぜこうも繰り返されるのかは実に興味深い問題だ。一番大きな理由は「企業」というものが、外部からみるほど合理的にも理性的にもできていない、という点だろう。
彼らは電波を独占している特権階級だから、何を放映するかは常に自分たちで決める。視聴者がどう考えようと関係はない。
長谷川 芸能事務所から素敵な接待を受けて、その事務所の利権のために動く人間が多すぎるという点です。残念なことですが、そこに視聴者への思いやりはない。気が付いたら、帯番組の司会者もこの事務所のタレントで、フジの代名詞でもある“月9ドラマ”(毎週月曜夜9時放送の連続ドラマ)の女優まで、みんな同じ事務所なの? ということになってしまう。
via: フジテレビ、上層部と某有力芸能事務所のズブズブの関係が、視聴率低迷の元凶? (Business Journal) - Yahoo!ニュース BUSINESS
こうした問題は今に始まったことではない。私は過去に何度も「こうした腐った階層構造の崩壊」を予想したが、未だにTV局はぴんぴんしている。今回のような利用規約を堂々と出してくるところをみると、内部に何の変化もないようだ。
今ぱっと思いつく「とっくの昔に崩壊していてもおかしくないのに、ぴんぴんしてます」という集団はプロ野球と、TV業界。あと日本の新聞もそうか。彼らがとても強固なことは何を意味しているのだろう。