我は人型ロボット
2014-09-22 07:07
未来をアンケートで決めては行けない。これはあまりにもしばしば無視される真理である。
なぜ、ソフトバンクはロボット開発に取り組むのか。冨澤氏は、社内でプロジェクトチームを作り、PCやスマートフォンに続く次のIT産業について全社員に対してアンケートを取ったところ、最も多く挙げられたのがロボットだったと話す。こうした未来をイメージさせるプロダクトは稀であり、「ロボットは約束された未来をもったプロダクトだ」と説明した。
via: ロボットで日本は「負けられない」--人型ロボ「Pepper」開発者イベント - CNET Japan
まあなんといいましょうかね。正直に「私の趣味です」と言えばいいと思うのだけど。
ロボットは確かにいつも未来にある。正確に言えば、日本のメディアが愛してやまない「人形ロボット」は常に未来にある。日本において未来にあることは確かに約束されている。
現在のスマートフォンやタブレットは米国製や韓国製のものが多く、日本は存在感を示すことができていないと指摘。ただし、ロボットについてはスポーツでいう柔道のように“日本のお家芸”だとし、「絶対にこの分野で負けてはいけない」と力強く語った。
via: ロボットで日本は「負けられない」--人型ロボ「Pepper」開発者イベント - CNET Japan
いや、そもそもあんたたちが売ろうとしている「ロボット」ってフランス製だし。もはやここまでくると意図的なギャグか何かではないかと疑ってしまう。でもって
「自分たちが提示できない未来を、SDK公開により誰かに作ってもらおう」
というのも「約束された」失敗パターンだ。やっぱりこれは何かの冗談だな。
一消費者としては、Dysonのお掃除ロボットのほうにはるかに大きな関心を持ってしまうのだが。