手につけるもの
2014-09-09 06:58
あと24時間もしないうちに、Appleが新製品を発表する筈である。そのうちの一つは腕につけるデバイスらしい。
ようやく何かのイメージがリークされてきた。あと24時間で何がでるかわからないが、この情報統制のすごさには感心せざるを得ない。
それとともにもしかしたら明日Appleは初めて「家電」ではなく「ファッション」を作り出すのかもしれない。こればかりは私には全く想像ができない。たとえばこうだ。来年のアカデミー賞授賞式のレッドカーペットでいくつそのデバイスを目にする事ができるか?少なくともGoogle Glassをつけてあそこにたつ人間はいないし、Android Wearもないだろう。Appleはそれができるだろうか?
というわけでファッションに理解がない人間は「スマートフォンでは解けず、腕につけたデバイスが解ける問題」について考えている。2chにも書いたが(そして全く反応がないが)一つは
「生体情報とリンクしたNFCの決済機能」
だと思っている。これは強力だ。iWatch(仮)をつけた人間が寝ているとき以外、不正使用ができなくなる。仮に落としたとしても誰もそれを使えない。映画にでてくる「特定の人間しか使えない銃」が初めて現実のものとなるのだ。
そして「財布をあけてそこからカードを取り出す」という「かっこうわるい」姿を人々から取り除く、という点についてもこれは意味がある。高級レストランで会計するところを思い浮かべよう。ウェイター/ウェイトレスがもってきた決済台の上に手首を少しかざすだけでスマートに会計終了だ。だいぶ前に主張したことだが、今のデバイスは「使っている人間を美しく見せる」ことに無頓着すぎる。
iWatch(仮)は初めてファッション、自分がどう他人から見えるかに敏感な人が「つけなければならない」ではなく「つけたい」デバイスになる、、、と例によってApple原理主義者の妄想はとめどなく広まるのであった。
いずれにせよそうした観点からしてiWatch(仮)のスペックについて語ることは馬鹿げている。スペックなどどうでもいいのだ。