地図のない場所への航海
2014-11-10 06:44
2007年、iPhoneのプレゼンテーションでSteve Jobsが言ったことだが
「Appleは過去に何度か”全てを変える”製品を発表してきた」
というのは正しい。Apple Watchがそうなるかどうか私にはまだわからないが、「例によって」Appleは地図のない場所へ乗り出したのだと思う。なぜか。
iGen.frが、信頼出来る情報筋の話しとして、ステンレススチールの「Apple Watch」は500ドル(約56,000円)から販売され、ゴールドを使用した「Apple Watch Edition」は、4,000〜5,000ドル(約45〜56万円)で販売されるようだと伝えています。
引用元:iGen.fr:Apple Watchは500ドル〜、Apple Watch Editionは4,000ドル〜? | Watch | Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)
「スマートウォッチ」はすでに何種類か発売されているが、こんなに高い製品はない。理由は簡単でApple Watchは他の会社のスマートウォッチとは全く異なるものだからだ。それはこの価格を見てもわかる。
さて
問題はこの超高額な製品を一体何台生産すべきか?という点にある。特にApple Watch Editionだ。正直見当がつかない。競合製品が何台だからとか今までの弊社の製品が何台だとかは全く根拠にならない。
そもそもこの価格にどんな根拠があるのか?製造原価+マージンがどうのこうのは言えるが、そもそもマージンは何%が適当なのか?新しい製品を作る、とはこうした「答えのない問題」に蛮勇をふるって回答していくことでもある。
私の関心は「果たしてApple Watchはファッションアイテムとして成功するのか」という点にある。この場合の成功とは何を意味するんだろうね?電車にのったとき目につくほど多くの人がApple Watch Editionを手につけていることではないことは確かだが。