携帯キャリアというビジネス
2015-01-30 07:13
auが光ファイバーと携帯電話のセット割を始めた時は「しめた」と思った。マンションがauの光ファイバーを使っているはずだから、携帯もauにすれば、、と思ったのだ。
とはいっても世の中で自分が決められることなどほとんどない。結局そうはならなかった。さて、NTTも同じことをやろうとするとNTT分割のほにゃらほにゃらがひっかかるのだそうな。かくして大騒ぎの末NTTもセット割ができることになった。どんなものかと見てみれば
その内容としては、ユーザーがISP(プロバイダ)を選び、ISP代が別途かかる「『ドコモ光』 単独型」と、ドコモと提携するプロバイダの利用料が一体となった「ISP料金一体型」という2つのプランがある。ISP料金一体型の中にも、料金が異なるタイプA、タイプBという2種類がある。タイプAは当初から利用できるプロバイダ、タイプBはシステム開発の都合により6月から提供するプロバイダとなっている。
それぞれ戸建て向け、集合住宅向けで料金が異なり、固定回線だけで6種類の料金がある、というやや複雑な形だ。2年契約が可能だが、期間拘束がない場合、戸建て向けは1500円、集合住宅向けは1000円、高くなる。
固定と携帯のセット割はKDDIが「auスマートバリュー」で先行している。ドコモ光の優位性を問われた加藤社長は「簡単には言えない」と悩みつつ、「パケットを家族で分け合え、シェアパックのデータ量が大きいほど割引率が大きくなる。長く使ってもらうとさらに割引が受けられる。ドコモを家族で長く使っていただくとさらにお得という構造」が特徴だと話す。
引用元:「安さだけでは訴求しない」――「ドコモ光」の狙い “キャッシュバック合戦”には終止符 (2/2) - ITmedia ニュース
私はドコモの加藤社長はなかなかいい人ではないかと思っている。そしてその社長には悪いのだが
「何を言っているのか全然わかりません」
まあ「電話といえば電電公社」という概念が頭に刻まれている人はいいと思うのだよね。言われるがままに金を払い続けるから。
AppleのIveの名言でこういうのがある。
You are what you design
この料金プランのデザインは多分今のDocomoを表しているのだろう。減収減益、持ち株様からは「説明」を求められ社内では貴族たちが「おほほほ。」と優雅に会話をし「これ、お前らのせいで怒られてしまったではないか。はようなんとかせい」と部下をしかりつけ部下は一生懸命考えて練りに練った「お得プラン」を提出する。いろいろな部署のプランを「統合サービス部」が統合し、誰にも理解できない値段表ができあがる。
あれだよ。日本にもT-Mobileのようなキャリアができたらいいと思うんだ。孫君みたいに「日本のキャリアビジネスは投資資金を稼ぐためのキャッシュカウ」なんて人間じゃなくて、本当に日本の携帯キャリアを革新するような。