企業の信頼
2015-02-04 07:27
これまたギャグでやっているのではないようだ。
KenCoMでは、利用者の健康データを一元管理し、利用者の健康度に応じた情報提供を行うという。具体的には、健康診断情報を取り込んで時系列で管理・閲覧したり、その健康データや興味・関心もとにユーザーごとに最適なコラムやニュースを提供する。DeNAいわく「これまでに培ってきたゲームや各種サービスのノウハウを活用し、より健康に関心を持って飽きることなく続けていただく仕掛けが随所に盛り込まれます」とのことだ。
「過去に射幸心を煽りまくるゲームを提供したことは忘れてください。新しいDeNAです!」というならまだわかる。しかし「ゲームのノウハウを活用」?
会社は違うが、「同じ穴のムジナ」がどういう意図でゲームを提供していたかは、ちょっと真偽不明のこの記事がよく表している。
確かにこう書かれている。「プレイヤーがじゃぶじゃぶ課金したくなるような射幸心を煽りまくる説明文章」。きっと改変するのを忘れていて開発段階の文章がそのまま出てしまったのだろう。しかし、それにしても開発側の嫌らしい気持ちが見えてしまって悲しい。
引用元:【炎上】DMMの新作ゲーム「FLOWER KNIGHT GIRL」がやらかした!「じゃぶじゃぶ課金したくなるような射幸心を煽りまくる説明文章」 | netgeek
早い話がDeNAも恥も外聞もなく射幸心を煽りまくることで財をなした企業な訳だ。でもって「ゲームのノウハウを活用」ねえ。
さて、もう一つの「信頼を失った企業」百度。
チャールズ氏は当時について、「一生忘れられないできごと。ただし、あの危機によって、Simejiはさらにすばらしいプロダクトになったと思う」と振り返った。問題が明らかになってから約2週間、バイドゥには問い合わせが続いたが、スタッフは誰1人も退職しなかったという。またユーザーからは“これからもSimejiを使い続ける”という応援や励ましも届き、「涙を流しながら対処した」ことも明らかにした。
引用元:積極的な情報公開で信頼を回復したい――バイドゥが事業戦略を説明、「Simeji」新製品も明らかに (2/2) - ITmedia Mobile
かっこいいねえ。まるで映画みたいだ。でもってその「あと」に起こったこの問題に対しては何のコメントもない。
2014年4月10日、同月9日にスマートフォンアプリ「みんなの顔文字辞典」のサーバーへの過剰なアクセスがあったことが発覚し、みんなの顔文字辞典運営のIO.IncはこれをDoS攻撃と認定した。バイドゥはBaidu IMEの売りである顔文字辞書を拡張するために「みんなの顔文字辞典」のサーバーにある顔文字辞典を百度にダウンロードして使用しようとしたこと、しかし顔文字を盗むためではなかったとの釈明をしているものの、2014年8月現在この問題はまだ収束していない。
まあ嘘も百回繰り返せば本当になるかもしれん。人間の記憶はとんでもなくあやふやだから。個人的には百度とLINEは使う気になれないがそういうことを気にする人は多くないのかもしれん。