モノづくりにたいする「こだわり」
2015-03-19 07:02
何かと物議を醸しているVAIO Phoneに関するインタビュー
日本通信が発売する「VAIO Phone」でデザインを監修したVAIO。このデザインで特にこだわったポイントや、日本通信と協業した背景、今後の展開について、花里氏に聞いた
(動画はリンク先をごらんください)
Q:色が黒一色だが多色展開は考えなかったか?
A:万人の方に使っていただく、特にビジネスの方面を意識したいということが日本通信さんのほうからありましたので、そういう意味では黒でいいんじゃないか、ということは考えましたね。
モノづくり、そしてデザインにどれほどVAIOが魂を込めているか、このやりとりだけで明確に分かる。
この「まあ無難な選択をしておこう」の大企業内処世術的態度。
「我々は黒一色が正しい選択だと信じています」
と言い切ることができない。それに賛成する人も反対する人もいるだろうが、少なくともそうやって「思い切って線を引く」ことはサラリーマンには難しいか。でも君が戦おうとしているのはこういう相手だよ。
それでは、そもそも「よいデザインとは何なのか?」
西堀氏はこう言っていた。「自分が信じていることが重要で、良いか悪いかは判断できない。信じたことをやっているとそこに共感する人が集まってきてムーブメントになる。中には共感しない人もいるが、それでいい。