Microsoft Japanの苦悩
2015-05-20 07:21
もちろん本当のところはわからないのだが、いろいろなニュースを聞くたびMicrosoft Japanの人には同情を禁じ得ないことが多い。自分たちで製品を作ることはできない。基本的には本社が開発したものを
「売れ」
と命令されるだけだ。だから八方手を尽くしてこんな記事を掲載してもらう。
だが、「Surface」が値下げキャンペーンを展開するのは、「売れていないからでは」という見方をする人も少なくない。事実はどうなのか、日本マイクロソフトの業務執行役員兼PCビジネス戦略本部の前田隆志本部長に聞いた。
販売台数を公開することはできないが、と前置きをしたうえで、前田本部長は「一つ目安にしてほしいのが、家電量販店の売り場だ。いま、『Surface』は広いスペースをいただき、売り場のなかでもいい場所に置いてもらっている。店舗側としては、売れていない製品を前面に出すことはない」と「売れていない」説をばっさりと切り捨てる。
それでは、この値下げキャンペーンの狙いは何か。キャンペーンについて説明する前に前田本部長は「『Surface RT』はiPadの競合製品だと意識している」と明かした。引用元:実は「iPad(9.7インチ)」並みに売れている「Surface」、タブレット端末の新しい市場を開拓 - ウレぴあ総研
とかなんとかやってもWindows RTは「なかったこと」にされWindows10へのアップグレードも閉ざされたまま。店員の口車にのって買わされた人が気の毒でならないが、売らなければならないMicrosoft Japanも(人並みの良心があれば)やってられないだろう。
でもってようやくでた3代目Surfaceはこんなことらしい。
Surface3は当座はWi-Fi版を売らないようです。ワイモバイルもといソフトバンクがSIMフリーのLTE版を発表しましたが価格は88,344円。Surface3を考えていた人はもう一度検討しなおし。
例によって通信費が3ヶ月無料とかいろいろついてくるが、これに「必須」のキーボードつけるとMac Book Air11inchに近い値段になるんだよね。。いや、わかるよ。Officeついくるし(そうだよね?)あれこれついてるのはわかるけどさ。
ソフトバンクの販売力に期待した、とかどちらが持ちかけた話か知らないけど。でも「iPadより売れている」製品の改良版ならば、こんなわけのわからない売り方しなくてもいいわけで。
いや、こんなことでめげていてはMicrosoft Japanの社員は務まらない。とさらに想像力を働かせているのだろうか。