ほら番号増やしたぞ!お前らこういうのが欲しいんだろ?
2015-05-28 07:19
SONYは批判すべき対象ではなく、憐れむべき対象と決めてからだいぶ経つ。しかしなぜこうも「書きたくなる」ネタを作ってくれるのか。
今回発表したZ4は「ソニーの技術を惜しみなくつぎ込んだ」(十時社長)というフラッグシップモデルだ。今夏以降はZ4を中心として事業展開する一方、ミドルクラス以上で付加価値の高いモデルの投入も続ける。
国内市場を「最重要」と位置付け、Z4もまず国内で投入するが、国内市場は米AppleのiPhoneが圧倒的な強さだ。十時社長は「Z4は基本的なところをきちんと押さえて進化させた1つの完成形。競争が厳しいことは認識しているが、今回のフラグシップに安住することなく、商品力を高めてまた新しいものを出したい」と話し、商品力の強化が経営建て直しやライバル対抗に最重要との認識を示した。引用元:「これが1つの完成形」――「Xperia Z4」発表 ソニー、「商品力」でiPhone対抗へ (2/2) - ITmedia ニュース
SONY Xperiaの「完成形」とぶちあげたその機種には当初から疑問がつきまとっていた。
Xperiaの最上位モデルともなれば、「CES」「Mobile World Congress(MWC)」「IFA」など、世界各国からメディアが集まる展示会で大々的に発表されるのが定石だ。しかしXperia Z4は日本のソニー本社で、言うなればひっそりと発表された。ソニーモバイルのグローバルサイトでもXperia Z4についての情報はプレスリリースを含め、いっさい出ていない。
引用元:Xperia Zシリーズは終わりを迎えるのか?――「Xperia Z4」で感じた“疑問と期待” - ITmedia Mobile
つまりこの「完成形」は日本だけでこっそりと発表されたわけだ。そして先日海外でもSONYは「新機種」を出した。
ソニーは新型スマートフォン Xperia Z3+を海外向けに発表しました。日本では Xperia Z4 がすでに発表済みですが、Z3+ は名前の違いを除けば本体仕様や外観、カラーバリエーション、モデル番号に至るまで共通です。
日本向けに発表した「ソニーの技術を惜しみなくつぎ込んだ完成形」はなんと海外では従来機種のマイナーチェンジとして売られている。これに対するソニーの説明はこうである。
要約すると、Xperia Z3+が日本でだけ「Xperia Z4」としてリリースされる理由は、ソニーが圧倒的な人気を得ている日本では、消費者が最新の機能を搭載したフラッグシップを切望しているため、とのこと。
要は、国内ユーザーは「新型フラッグシップ」を欲しており、フラッグシップとして認知されるには3→4への番号のアップが必須だった、ということでしょうか。引用元:ソニー、Xperia Z3+をZ4で発売した理由を説明-「日本のユーザーはフラッグシップを欲しているから」 | スマホ評価・不具合ニュース
「おい、番号増やしたぞ!。すごい新型だぞ!買いたいだろ?中身はマイナーチェンジだけど」
40年前だったらこれで通ったんだろうね。大手メディアには「広告」をちらつかせ海外の事情は流さないようにすればほとんどの消費者はこういう「消費者を馬鹿にしきった態度」を知ることはない。
しかし世紀もかわってずいぶんになるのに、未だにこんなやり方が通用すると思っているのはもはや唖然を通り越して哀れみすら感じる。
台湾製のスマホに"VAIO"のロゴをつければ2万円余分に金を払うだろう、という詐欺に加担したVAIOはやはりSONYのDNAを受け継いでいる。というかやる気ないならさっさと止めろよ。