ガダルカナルからの撤退
2015-07-24 06:54
あれこれ話題になっていた競技場の建設が白紙になった。とても良いことだと思う。関連するニュースで一番笑わせてもらったのがこのコメント。
新たな建設計画作成に入る前に、文科省内では「誰が責任をとらされ、処分を受けるのか」(中堅職員)という話題もささやかれている。
引用元:【新国立競技場】「今から間に合うのか」「責任はだれが」文科省内に戸惑い、見通しも「白紙」(2/2ページ) - 産経ニュース
「計画の見直しを再検討してみてほしい」
これに対し、文科省の回答はかたくなだった。
「できません」
文科省は、国際オリンピック委員会(IOC)での首相演説などを根拠に、建築家ザハ・ハディド氏のデザインは「国際公約」と見なしていた。下村博文文科相も公の場で「既存計画を進める以外ない」と表明していた。
こうした頑迷さは彼らなりの「保身の方法」なのだろう。こう言っておけば何かあった時も
「いや、私どもは完成に自信を持っておりましたが、、、」
と言い訳ができる。計画を続行して恐ろしい破綻が起こった時にの言い訳も抜かりはなかったのだろうな。
さすがエリート官僚は言うことが違う。とはいえこうしたメンタリティは別に今に限った話ではない。
ガダルカナルの戦況が絶望的なことは誰にもわかっていた。しかし「火をつけたのは海軍だ」「いや、そもそも陸軍がだらしないから」 と責任を押し付け合い、無駄に時間を過ごしていたのはそう遠い昔の話ではない。そうしたヨタ話で時間を浪費し、将兵を無駄な死に追いやっていたのも当時の エリート官僚達だった。
それに比べればまだやり直す余裕があるうちに「撤退」の判断をしたことは良い。下村くんはどうも完全に狂っているようだからこれを 機会にクビにしたほうがいいと思う。(なぜ安倍くんが彼を使い続けるのかわからないが)それでとっとと新しい簡素な計画を作って前に進もうではないか。前にも書いたけどLondonオリンピックの開会式を見習ってさ。スモーレスラー総登場で楽しい開会式にしよう。