結局はコンテンツ
2015-09-02 06:56
大日本娯楽提供公社が存在している限り、この原則は日本で一般的とはならんだろう。しかしおそらく正しいのは
「娯楽で一番重要なのはコンテンツ」
ここで「重要」というのはもっともお金がおちる、という意味でもある。それゆえ美国娯楽提供カンパニーがひしめきあっている米国ではそれぞれが「一番優良なコンテンツ」を作り出そうとしのぎを削っている。
Variety によると、アップルとハリウッド関係者との話はまだ具体的なものにはなっていない模様。ただアップルは来年をめどに独自コンテンツ制作部門を稼働する計画で、その部門を取り仕切る有能な人材の引き抜き準備も進めているとしています。
引用元:アップル、動画ストリーミング開始に向け独自番組を準備中? ハリウッド関係者と交渉 - Engadget Japanese
やはりというか、Appleもそれを考えているらしい。TVばなれがどうとか言ったところで「あまちゃん」ができれば皆TVの前に座り、そしていろいろなチャンネルで会話をする。不思議なことに大日本娯楽提供公社の構成員はこの単純な原則が理解できないようだ。
しかし
これはチャンスかもしれない。日本においてはエンターテイメント業界においては「娯楽提供公社」への忠誠心(=事務所の都合)が採用の基準。であれば真に才能をもった人はたくさん埋もれているはずだ,,,というのがニコ動とかが目指した世界だったかもしれないのだけど結局そうではないのかな。
話を変える。Appleはどこまで自前でサービスを提供するつもりなのだろう。私は遠からずAppleがキャリアになると考えている。その上で独自のコンテンツを流通させる。おそらくAmazon,Googleも似たようなことを考えているだろう。道路を走るのは彼らが作った自動運転車。10年後、20年後彼らはどんな企業になりどんな戦いをしているのだろう。(そしていつものことだが、日本企業の役割は彼らに良質な部品を供給することだ)