イット業界のプレゼンテーション
2015-09-17 06:52
昨日Potatotipsというイベントで5分間喋ってきた。正確には4分ちょっとだと思う。練習して時間を計るのだが、本番は緊張して早口になるので大抵時間が短くなる。
この半年に3回以上人前で喋ったことになる。その度に
「イット業界のプレゼンって」
と思う。
まず時間を全く守らない。昨日のはもともと5分でと言われていたので、何度かリハーサルしてあれこれ調整して5分にした。しかし10分くらい喋っている人がたくさんいた。一応5分でタイマー音がなるのだが、それを聞いても全く動じず悠々としゃべっている。それが
「まだここで終わっちゃ困る。もっと話してくれ」
というような興味深い内容ならともかく。10分喋ってもう終わるかと思ったら「もう一つ」とか言われたのにはのけぞりそうになった。3回のイット業界イベントで全てこんな調子だった。
しゃべる内容にしても、聴衆がどんなことに興味を持つのかとか全く考えずに「とにかく自分が調べた内容をしゃべる」というものが多い。スクリーン上に大量のコードを並べられてもねえ。
私が大学でやった「プレゼンテーション」は卒論と卒業設計のそれだけだったが、最近は大学でもあれこれ教育していると聞く。ではこの
「時間も聴衆も気にしない牛のよだれのような独り言」
の羅列はなんなのか。謎は深まるばかりでございます。
とかなんとか言っているが
私のプレゼン自体は短かったが費やしてしまった時間は長かった。接続にトラブルがあったから。プレゼンターは休み時間に接続を確認するという基本動作を怠った私のミスである。これだから人のことを偉そうにあれこれいうのは慎重でなければならない。
もっと驚いたのが、会場にはプロジェクターの接続がHDMIしかなく、2010年購入の私のMac Book Airはどうやっても接続できなかったことだ。それで困っていたのは私だけなので、HDMIやサンダーボルトがない人間はプレゼンするな、ということなのだろうか。いや世の中の移り変わりは激しい。
ついでにいうと、ではということで主催者のMacを借りてプレゼンしたのだが、ファイルの受け渡しにAirDropは機能せず、結局USBメモリを使った。いつまでたっても「信頼できる」ファイルの受け渡し、プレゼンの投影は難問だ。