Microsoftのプレゼンテーション
2015-10-15 20:12
先日Microsoftが恒例の「秋のハードウェア発表イベント」をやった。
⇧は要約版である。だから伝わるかどうかわからないが、私がみたところMicrosoftの発表会には一つ「様式美」がある。
どうも「わざとらしい歓声をあげる役」がいるようなのだ。その昔Xbox360が発売されたとき、最初の人が製品を受け取る背後で「ハイデフ!ハイデフ!」というわざとらしい声がかかっていたのを今でも覚えている。この発表会でもわざとらしい歓声が何度も上がっている。
発売された製品はなんとなく面白い。どういうことかというと、AppleはiPad Proにスタイラスとカバーキーボードをつけた。そしてMicrosoftは長年維持してきた
「タブレットにタイプカバーキーボードをつければ何もいらない」
という主張をとうとう諦めた。そしてラップトップを発表した。つまり両者ともなんとなく同じところに収束してきたわけだ。
とは素直に認めたくないMicrosoftはドヤ顔で
「なんと。このラップトップは画面を取外せる!」
と発表した。その直後映った会場の様子は面白かった。ステージ前の数人だけが立ち上がり拍手を送る。しかし他の人は「だから何?」と座っている。そのうちみんな座ってしまった。画面が取外せるWindowsラップトップなんて数年前から存在している。一体彼らはどうしてこれがそんなに受けると思ったのだろう。
Microsoftはこの端末に小技を追加している。ディスプレイが取り外せるのだ。
引用元:Microsoft、タブレットにもなる初のラップトップ「Surface Book」を発表 | TechCrunch Japan
これまでSurfaceは「まあこれタブレットだから」というわけでWindows機搭載PCを発売している会社となんとなく住みわけてきた。Surface Bookはかなり高価なようである。おまけに画面が取外せるから、PCメーカーの脅威にはなりませんよ、とでも言い張るつもりだろうか。もうすでにそうなっているかもしれないが、Windows PCは「マイクロソフト純正」と「何が入っているかわからない中華製」だけに収束するのだろう。