本当の問題
2015-10-21 06:50
MicrosoftはXBOXをお払い箱にするべきだと思うが、そこはナデラ君の考え次第。HoloLensなんか作っているところを見ると、まだそっち方面を諦めていないとも思える。しかしHoloLensが世の中にでるまでにはまだまだ遠い道のりがある。
これらの技術が出揃い、統合され、しかも安く提供できるようになるまで、どれくらいの期間が必要だろうか。少なくとも、一部で噂されているように開発版のリリースから1年後(2017年)、ということはあるまい。その頃に技術的に可能であっても、やたらと高価なものになるはずだ。OculusのPalmer Luckey氏はVRのメインストリーム化を2020年頃と予想しているが、Hololensについても要素技術が出揃い、安価になるタイミングというのはやはりそのあたりになるのではないか。
引用元:【佐藤カフジのVR GAMING TODAY!】「Microsoft Hololens」が示すコンピューティングの未来 - GAME Watch
じゃあ2020年、オリンピックの開会式で、AKBが音楽に合わせて体を動かす(歌うわけでも踊るわけでもない)という悪夢のような光景の背後でHoloLensが見られるかといえばそうではないほうに100円かける。
何度も言っているが、問題はアプリケーションなのだ。今のスマートフォンがいくらしているか考えてみるといい。みなが年間10万程度を平気で払っている。30年前に
「みんなもちあるける電話に年間10万払うようになるんです」
てなことをいえば
「お前はアホか」
と言われたに違いない。便利だったりすれば消費者は平気で金を払う。逆にどんなに宣伝されようが使い道がわからないものに10万払うのはガジェットオタクだけである。
Microsoftはデバイス原理主義の罠にはまり続けると思う。HoloLensを必死に小型化し、バッテリーを持つようにし、価格を下げる。そういう努力に懸命になってさあ解決した、と思えば目の前に死の谷が広がっている。使い道がないのだ、、ということに多分なるだろう。私が興味深いと思うのはこういう失敗(もう決めつけているが)がどうしてなんどもくりかえされるのか、ということだ。