進撃のTitan

2015-10-02 07:15

Attach on Titanといえば、「平成の和製」の問題点を網羅したゴミ映画(らしい。私は見ていない)しかし世界的にみればTitanといえばAppleが開発している(らしい)電気自動車のことである。

自動車の開発には膨大なマンパワーがかかるし、経験を積んだ人材も必要だ。それゆえ全てを隠すことは誰にもできない。今わかっているのかこういうことらしい。

It's reported that Apple has committed Titan to be ready for production in 2019.

The company has authorized tripling current Titan management.

Apple has been looking at potential partners.

引用元:Apple Titan? Or Titanic? - Apple Inc. (NASDAQ:AAPL) | Seeking Alpha

この場合Appleがどのような方法で生産をするのかはまだわからない。中国の工場に頼むわけにはいかないしね。

今回のVWの不正事件で、ドイツの自動車メーカーが瀕死に陥りあっさりAppleに買収されたりせんかな、とも思ったりする。というか不正をおこしたのがVWではなくBMWだったら本当にそうなっていたかもしれない。いずれにせよ今回の事件はディーゼルを押す会社にとって逆風、電気自動車業界にとっては神風になったのかもしれない。

もう一つ言えるのは、VWの不正は、既存の自動車会社がどれだけ硬直化し腐敗しているかを示した、ということである。おそらくこの分野には破壊のチャンスがある。それをつかむのがAppleかどうかはわからないが。

この「推定」が正しければ発表されるのは2019年。それは東京オリンピックなど吹っ飛ばすような衝撃になるに違いない。とはいえおそらく立ち上がりはゆっくりとしたものになる。自動車の買い替えサイクルはIT機器のそれよりはるかに長いのだ。そして圧倒的な商品力を持っていた初代iPhoneでさえ台数が伸びるのには時間がかかった。Apple原理主義者として私は美しいApple Carが公道を走る日を楽しみにしているが、それがくるかどうかはわからない。

思えば今Appleは様々な分野に手を広げようとしている。番組配信、携帯キャリア、それに自動車会社。私は現在それらの分野で踏ん反り返っている企業が大嫌いだ。だから少なくともAppleに彼らの安眠を妨害して欲しいと願っている。10年後のAppleがどんな会社になっているかはわからない。しかし私はその変貌を楽しみにしている。