次の皇帝は
2015-11-26 07:40
多分これを公に書く人は多くないと思うが、合衆国大統領というのは実質的に世界の皇帝である。皇帝ならばなんでもできる、というわけではないがその人間によって世界のあらゆる部分が影響を受ける。
そう考えると合衆国大統領に鳩山や菅や韓国の大統領のような人間が就任していないのは世界にとって誠に幸運というべきだ。定義によって世界の皇帝は必ず悪口を言われる立場にあるが、じゃあ鳩山にやらせた方がいいのか、と問われれば誰もが首を横に振るだろう。
そしてその皇帝は合衆国国民だけの選挙によって選ばれる。あらかじめ計画したことではないが、アメリが合衆国の大統領選挙というのはそうした意味で実にうまく機能している。世界の平和と安定はアメリカ国民の「良識」という実にあやふやなものに依存しているのだ。
過去にはロス・ペローとかが人気を取ったことがあった。結局消えたが、果たして今回はどうだろうか。
トランプ氏は21日、アラバマ州での集会で01年9月11日の米同時テロに言及。ニューヨークの世界貿易センターが崩壊するのを見たと話した後、対岸のニュージャージー州で「何千人もの人々が歓声を上げていた」と語った。
さらに22日、ABCテレビのインタビュー番組でも「アラブ系住民の多いニュージャージー州」で歓声を上げた人々がいたと主張。司会者が「警察は事実でないと言っているが」と尋ねると、歓声の場面はテレビで盛んに放映されていたと答えた。
最近Apple TVでアメリカのニュースを見ることが多い。このトランプという人の顔の醜さは圧倒的だ。人間としての品性のなさがそのまま顔に現れいてる。「こんなのは最初だけさ」と言われてはや数ヶ月。2015年も終わりが近づいてきたのにまだこの男が共和党の1位である。じゃあこの発言で2位と逆転するかと言われれば
一方、トランプ氏と共和党候補指名を争う元医師、ベン・カーソン氏は報道陣からこの件について質問を受け、「確かにニュース映像を見た」とコメント。「不適切な反応だったと思うが、それを根拠にイスラム教徒が全員悪者だと言うのは言い過ぎだろう」と語った。
(中略)
ただ実際には、「ニュージャージー州のイスラム教徒の米国人」が祝うのを見聞きしたかと記者が質問し、カーソン氏はそれに「イエス」と答えていた。
2位がこんなのである。共和党がこんなのばかりだと結局「ヒラリー頑張れ」ということになる。しかしヒラリーは老けた。副大統領候補はよほど考えなくてはならない。
民主主義というのはデリケートなフィクションだとどこかで読んだ気がする。このフィクションはどんな結末を迎えるのだろうか。