中学受験塾のWebサイト
2015-11-16 06:58
私の長男が今年中学受験である。それについてはいろいろ書きたいことがあるのだが、それは受験が終わってからにしよう。
私がなんと思おうとそれは巨大な産業として存在している。新興学校ほどいろいろなサービスを提供してくる。そりゃ少しでもたくさん受けてもらわないと困るからね。インターネットでの合格発表はあたりまえ。インターネット出願はいくつかの学校で可能だし、場合によっては「写真だけもってきてくれれば、窓口で願書渡してその場で出願可能です」というところもある。
学校が競えば塾も競争する。大手塾がいくつかあるのだが、そのWebサイトへの取り組みにあまりに特徴があるのが面白い。私が最も忌み嫌っているSAPIXというところは、サイトがとても良くできている。情報の更新も早い。塾に行きさえしなければ(つまり模試だけ受けていれば)いいところ。Nの字マークのランドセルが目立つ日能研もなかなかである。
問題は四谷大塚というところだ。ここは四科のまとめ、という参考書がすばらしいのだがなんとWebサイトが
「Windows+Internet Explorer限定」
なのである。
2000年初頭ならともなく2015年にもなってこの対応はどうなのか。そもそもMicrosoftですらInternet Explorerに見切りをつけようとしているのに。これは「推奨しない」どころではない。Macではエラーがでてログインすらできない。Internet Explorerだけで可能な「便利機能」はてんこもりだが、正直そんなものはなくてもよい。
もちろん大手塾はIT関連で売っている会社ではない。だからその取り組みに差があるのはわかるが
「間違った一歩」
を踏み出してしまうと、こうも差が出るか、という好例になっている。多分サイトを最初に構築する時点で誰かがバカな会社に仕事を出してしまったんだろうな、と想像する。そして一旦作ってしまうとなかなか変更はできない。
とかなんとか言っている間に模試のシーズンも終わりに近づいている。他の感想は2月をお待ち下さい。