トランプのアメリカと付き合うには
2015-12-09 07:34
というわけで、トランプが大統領になる確率が高まっている。
ワシントン(CNN) 来年2月に米大統領選の初戦となる民主、共和両党の党員集会が開かれるアイオワ州での最新の世論調査で、共和党は実業家ドナルド・トランプ氏が依然として支持率を伸ばし続けていることが分かった。
さて誰かが私に「アメリカの特徴は?」と聞いたとする。私の答えは「要約や平均できないところ」と答える。ビバリーヒルズにすむ超金持ちも、アトランタの路上でうろちょろしている人たちも同じアメリカ国民なのだ。
であるからしてこのニュースを聞いて「アメリカ人バカ」というべきではない。どこの国にもいろいろな人がいる。実際アメリカ人たるベゾスはこうTweetした。
[とうとう @realDonaldTrumpに中傷されてしまった。Blue Originロケットにはまた彼の席を予約してあるからね。 #sendDonaldtospace http://bit.ly/1OpyW5N]
引用元:ジェフ・ベゾスは(多分他の人も)、ドナルド・トランプを宇宙に送りたいと思っている | TechCrunch Japan
彼は多くのアメリカ人から嫌われている。そしてデタラメを言いながらも多くのアメリカ人から支持されている。現実問題として我々は彼がアメリカ合衆国大統領として権力を振るう4年間と付き合う方法を考え始めなくてはならない。
ここで我々は「この道」で長い歴史を持っているロシア人から多くを学ぶことができるだろう。現実が耐え切れないほど醜悪な時、とりあえず笑ってみるのだ。先ほどのベゾスのTweetにあるハッシュタグにはいくつか種いつなものがある。
In other news, border control has suddenly become a big issue in Mars presidential race '16 #sendDonaldtospace @JeffBezos @realDonaldTrump
確かにあんなのを送られる宇宙ほどいい迷惑だ。そして博愛主義溢れるこのTweet
Save a chimp, #sendDonaldtospace
チンパンジーを救おう!確かに哀れなチンパンジーに同情する人はトランプ支持者より多く存在するかもしれん。
歴史を顧みれば、常に「我慢できる範囲の賢人」が最高権力者となったわけではないことに気がつくだろう。ローマ皇帝にもひどいのはいたし、徳川将軍だって数代はひどいものだったし、そこまで歴史を遡らなくても鳩山や菅が我が国の首相だったのは遠い昔ではない。
我々はトランプが合衆国大統領となる8年間を耐え忍ばなくてはならないかもしれない。そんなことが起こってもせめて笑い飛ばせる余裕を持っていたいと思う。