日本の国技
2016-02-17 07:18
相撲もかなりなものだが、ベースボールではなく「野球」の気持ち悪さには辟易している。
清原という元選手が逮捕された。普通に考えれば
「まだ逮捕されなかったの?」
というところだが、ここ最近「復活」の兆しがあったことも確かだ。
薬物報道以来、公の場から姿を消していた清原容疑者だが、昨年4月のTBS系「中居正広の金曜日のスマたちへ」に出演。薬物使用を否定し、自身が四国のお遍路をしていることを放送した。
さらにCMやバラエティ番組への出演など、騒動前の姿と変わらぬ形で「復帰」した。これには、大手芸能事務所が力を貸したという説が流れているが、その真相は定かではない。
この「復活」は社会主義国におけるものだから、視聴者が求めたものではない。供給者側の都合によるもの。「大手芸能事務所」は何を考えていたのだろうね。そして「世論の盛り上がり」を演出した後はどこかの監督だかコーチだかに押し込むつもりだったのだろうか。
そしてこの「野球の盛り上げ」には自民党も一役買っているらしい。
2014年春に自民党が「16球団構想」を提言したことを覚えているだろうか。あれから約2年…。15日の衆院予算委員会にて、石破茂地方創生担当相がその構想に関して言及し、「政府として検討」することを明らかにした。
こうした「官」からの振興というのがまた社会主義国らしくてよろしい。こうした発言は気が狂っているとしか思えないがなにか供給者側の都合があるんだろうな。なんたってチンピラを「番長」とか呼んで持ち上げようとしていたくらいだから。
子供向けの「巨人軍入門」という本が売れていた40年前とは違うのだ、ということはわかってはいても供給者は自分たちの都合による行動をやめない。私が年をとって世の中の仕組みを知るようになったのか、状況が変わったのかわからないが、どうもここのところ「社会主義国の虚構」が剥がれてきているように思う。旧ソ連のように一気に崩壊することは我が国だからないだろうけど。