本命不在の大統領選挙
2016-02-04 06:53
アイオワの予備選を横目で眺めながら働いていた。ABCのアプリを見ていたのだが、放送のしかたがほとんどTalk Showみたいなのに驚いた。
でもって
決着がついたりつかなかったりしたのだが、3人の「勝利宣言」の感想を書く。
共和党で勝ったクルーズ:とにかく長い(番組の司会者にもそう言われていた)そもそも最初の言葉が「これはアイオワの保守層にとって偉大な勝利」ってのはどうなんだろう。あんた目の前しかみてないだろう。最初の予備選ということで全米の注目があつまるのに。
それからもダラダラとローカルニュースのような言葉が続く。こいつはだめだ。
民主党で僅差で勝った(この時点では引き分け)ヒラリー:さすがにしゃりなれている。しかしなんというか軽い。表情やイントネーションを「作って」みせるのだが何を言っても全く印象に残らない。
民主党で僅差で負けた(この時点では引き分け)サンダース:ヒラリーの対抗がこの人だと聞いた時「なんだこのよぼよぼのじいさんは?これはヒラリー楽勝だな」と思った。しかし勝利演説で一番よかったのがこのじいさんだった。
若者が大学に行きやすくする。そもそも上位ほんのすこしの人間がアメリカの富の半分を所有しているなんておかしい。Let's go radical.さすが社会主義者。しかし貧富の差が拡大していることは事実であり、確かにこの人の言葉は有権者に届く。そしておそらくこのアイオワでの演説が「全国区」であることを正しく認識していたのはサンダースだけではなかろうか。
共和党で3位にくいこんだルビオ:おまえはアホな若者か?2008年のオバマの勝利演説をパロディにしたようなネタをかましているが、そんなものおもしろくもなんともないんだよ。
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ゲンナリしたので、2008年のオバマの演説を見返してみる。この時点ですらこの演説は印象的だった。彼はあたかも自分が大統領に当選したかのように語った。そしてその通りになった。彼はこのチャンスを最大限に活用したのだ。
それに比べるとやはりこの4人は(トランプは論外として)迫力に欠ける。唯一聞く意味があるのはサンダースだが、もうちょっと若ければなあ。。まあいいや。どうせ私は野次馬だからこれから「サンダース推し」で大統領選を楽しむことにしよう。