人の顔をみよう
2016-04-15 07:17
もし私が将来詐欺にひっかかったらこの文章を思い出して笑ってほしい。しかし多分詐欺師には騙されると思うが、「人の顔つき」というのが多くを物語るなあ、というのが最近の信条である。
小保方氏の「偉業」を最初に聞いた時「これはすごい」と思った。もし本当ならすごい成果だ。そして小保方氏の映像を見たそして
「?」
と思った。映像とそれまで報道されていた偉業が全くかみ合わなかったのだ。耳の聴こえない作曲家とかiPS細胞で詐欺をやった男とかちょっとは顔を見ろよ、といいたい。でもって今日はこの写真。
引用元:ケータイWatch
もちろんこの人たちが詐欺師というつもりはない。しかし彼らが胸をはって発表したものをみるとき私は「顔つきは何かを語る」と思わざるをえないのだ。
月産5000台という数字は明らかにされているが、年間では6万台の販売を目指し、「半年でなんとか黒字にしたい」とした。約20万円になるロボホンの本体価格については、「普通のスマートフォンとしての価格に、13個のモーターの価格が加わる。精一杯頑張った価格だ」と、採算性はギリギリという認識。「売れると思うか?」などとする問いには、「当然そう思ってやっている。満を持して発表した」と自信を示した。
4月2日に発表されたように、シャープは鴻海(Foxconn)に買収され、契約に調印している。今後は鴻海傘下での事業展開になることについて、ロボホンの事業の存続性を問われた長谷川氏は、「鴻海からはシャープへの“投資”という話があったかと思う。良い文化は残していくという話だ」
彼らの言葉に対して、一番説得力があるのはこのコメント。
本当は液晶事業""だけ""欲しい鴻海の気持ちがよく分かる。
引用元:はてなブックマーク - ロボット電話「RoBoHoN」5月発売で198,000円。対話や歩行ができ、映像投写も - AV Watch
交渉が延長された際「液晶事業は鴻海が優先的に買い取る」という内容が契約に追加されたとのこと。シャープに勤務する人には同情を禁じえないが、私がFoxconnなら間違いなくその発動を狙う。
彼らには気の毒だが、Foxconnが真っ先に切りたいのはこういう人たちだろう。この状況においてこんな製品を高い金を払って発表している人間、それにその「新製品発表」を許可するシャープの経営幹部たち。