みんなが賛成
2016-07-14 06:52
いろいろ対立する利害を持つはずの集団が、共通して「推挙」する人間は「あの人なら文句のつけようがない」立派な人か、どうしようもない馬鹿。そして現実には後者が圧倒的に多い。
前日には、野党統一候補に選んでほしいと名乗りをあげていた石田純一さんが、立候補を見送ると会見を開き、民進党は元経産官僚の古賀茂明さんに立候補を依頼……。その最中に、鳥越さんの名前が急浮上する。
引用元:「知らない」「これから」「関心がない」連発の鳥越俊太郎さん それでも都知事選に出る理由 (BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース
小沢という政治家が後年どう評価されるか知らないが、「神輿は軽くてパーがいい」とは日本政治史に残る名言ではなかろうか。石田が出てきたときは冗談と思ったが、そのあとが鳥越である。
憲法は国政の課題ではないか。「憲法は国政の問題だと思っています。都政とは違うのはわかっています」
東京オリンピックの費用削減について聞かれると「細かい費用は知りません。正直言って。税金を無駄使いしないのは当たり前です」
都知事選の争点を聞かれると「これから他の候補の公約を読んで、どこが自分と違うのか。争点を組み立てないといけないと思っています」
都政の具体的な課題を問われると「具体的に知りません。(都知事になったら)都民が納得いく答えを出します」
実務経験のなさを問われると「大変でしょうね。そりゃあ。でも、これまでやってきた新聞記者もテレビキャスターも実務経験がなかった。基本的にはなんとかやれるだろうと思っています」引用元:「知らない」「これから」「関心がない」連発の鳥越俊太郎さん それでも都知事選に出る理由 (BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース
彼らはこれで「勝てる」と思っているのだろうか。それとも「誰か出さなければならない?これならいいだろう」と適当に考えているのだろうか。そうまでして「野党統一」という枠組みを守りたいのか。沈黙の艦隊にあった
「連合とか同盟とかにロクなものはない」
という言葉がなんども頭を駆け巡る。
今回でてきた三人の中では小池が突出している。まともに自分から手を挙げたのは彼女だけ。おまけに舛添を延命させようと苦心惨憺していた都連(それが何かしらないよ)から嫌われているとなれば、ますます正しい選択のような気がしてくる。
とはいえ私は東京都民ではないので、投票権はない。選挙戦の行方をぼんやり見守ることにしよう。