責任は誰が取るのか
2016-07-07 07:11
今までのところ人生での最低ポイントは、NTTデータに「高級人材派遣」として放り込まれていた時だった。そして今から考えればだが、あの経験も決して無駄ではなかった。こういう文章を読んで「なるほど」と思えるから。
コレうちの社長が購読してるんだけど
書かれてる内容は殆ど事実じゃ無いか?との事
特に各ベンダー(主に日立&富士通&データ)が専門学校から新人をかき集めて、人月0円で朝から深夜までこき使った事
や
IRがBKにデタラメな進捗を報告してた事(末端からベンダー、ベンダーからIRもだがw) や
データ変換などを人海戦術で時給910円で何千人規模でやってる事
などは隠しようの無い事実だと
NTTが作った日本の悪しきシステム、多重請け負いによるシステム開発は21世紀になっても脈々と受け継がれている。その問題を指摘することは簡単であり、難しいがここでは一つ指摘しておきたい。
何を作るにしても「責任は誰がとるのか」と言い出した途端話は2倍以上にややこしくなる。ソフトウェアの進捗管理などというものが80%以上フィクションであることは誰もが知っている。しかし「スケジュールキープ」だの「品質担保」だの言い出すとそこに嘘がはいる。個人的な意見では仕様を考える側と作る側に会社という壁が一枚加わると、チャレンジは1/10に減り、見積もり工数は3倍に増える。
さらに悪いのは、実際に動いているコードとカネをだす人間の間に大きな壁が挟まることだ。1枚ですらそうなのだから、それが7枚にもなったら何が起こるかは神のみぞ知るところである。
例によってこういう場合真実の声が聞けるのは2chしかない。そこに書かれた言葉は事情を知っているものにとっては涙を催すようなものだ。これほど無能な銀行であっても、金融庁にはうやうやしくリカバリー計画を説明しそれで認可されるのだろう。高級取りがそんなことを何度繰り返そうがコードの開発は1mmも進まない。
事実無根です
でっち上げです
悪いのは出来る出来ると言った末端Webプログラマ軍団です
悪いのは新人素人ばかり送った末端です
私達は被害者です
by みずほ銀行・みずほ情報総研・富士通・日立製作所・IBM・NTTデータ
しかし最近実感するのだが、結局のところ重要なのはこう断言できる無神経さではないかとも思う。少なくともそれで給料をもらっている人がたくさんいるのは事実であり、それで会社はちゃんと存続する。
そうした現実を目の当たりにするとき「天道是か非か」と言いたくなるのは私だけではあるまい。
月初から、『選択』ホームページへのアクセスが殺到しました。原因は7月号の記事《みずほ「システム更新」が絶望的に》。みずほフィナンシャルグループの勘定系システム開発が破たん寸前の状況を伝える内容で、SNSなどで話題になったようです。
引用元:三万人のための情報誌 『選択』
これがSNSで話題になるのは、こうした環境に放り込まれている人間が多数いる証拠でもある。このゴミのような構造は22世紀まで存続するんだろうか。