企業の体質
2016-08-31 06:40
Pokemon Goに関するインタビューから引用。
宇都宮専務:今の「ポケモンGO」でも、僕らはそんなに高いとは思っていなくて、安くしているつもりなんですけれど、ナイアンティックの人たちって、それ以上に、グリーディー(貪欲)じゃないんですね。
もともと、グーグルのエンジニアの人たちって、「お金のことなんて考えるな、ユーザーのことだけ考えろ」というふうに徹底的に教育されているので、課金に対して、ものすごく嫌がるんですよ。なので、僕らは「独立した以上はお金が必要ですよ」とか言いながら、なぜお金をもらうことが必要なのかというのを、ナイアンティックのエンジニアの人たちに納得してもらうところから始めました。
さらっと書いてあるがこれはものすごいことだ。だってナイアンテックは独立したばかりのベンチャーで、出資者は存在しているが日銭をかせがなければならない立場にある。
それでいて
「課金はさけたいなあ」
と言い続ける。これをもって「ダメだ」という人もいるだろうが私はただ驚く。実際彼等の出身企業、Googleは無茶苦茶に儲けているのだ。
これは国内のメガベンチャー(笑)にも聞かせたいような言葉。(彼等に耳はないが)
Pokemon GOが今後どうなるかはまだわからない。引用したインタビューの人も「まだ成功だと思っていない」と断言している。しかし私はすでにそのユーザ層の広がりに驚いている。私の感覚でしかものを言えないが今までスマホやコンソールでゲームをやったことがない人がプレーしているように思えるのだ。その代表格が私と私の奥様だが。
仮にPokemon GOがこのあと忘れられるにせよ、これほどまでに単純で課金要素を排除したゲームがものすごい広がりを見せた、ということは良い前例として残って欲しいものだ。