ポケモンGOがもたらした変化
2016-09-12 07:16
最近感じることだが、移動時間が長くなった。ただ歩くのでは無くポケモン捕まえたり、ポケストップによったりするから。
移動時間はコストだ、と考えればこれはよくないことである。しかし私はご機嫌だ。それどころかちょっとした待ち時間ができると
「よし、この時間を使って歩く距離を稼ぎ、ポケモンを捕まえよう!」
とうれしくなる。つまり今まで「最小化すべき量」と思えた「移動距離」や「隙間時間」がコストでは無く、価値になったのである。この差は大きい。
前にも書いたが、マンションのベランダから見る小学生(特に低学年)の登校風景を見るのが好きだ。特に男の子は蛇行しまくってなかなか前に進まない。それは彼らにとって「登校」というのがコストではなく価値だから。「どこでもドア」で家から一瞬にして教室に到達したら彼らはとてもがっかりするだろう。友達とおっかけっこをしたり、虫を捕まえたりというのが楽しいのだ。そしてポケモンGoは同じような効果を老年の私にも与えてくれる。
運動したほうがよいと頭でわかっていたし奥様にも言われている。しかし全然やる気がおきなかった。しかし最近は会社から帰って時間があると近所をうろうろ歩き回っている。この変化には自分でも驚く。
一つ面白いニュースを引用しておく。
そういえば近所の公園も夜中に中学生が騒いで花火してたりしたけど、夜にガチ大人がポケモンGOして歩き回ってることが多くなって、中学生が騒いでることもなくなってる。結果的に夜間パトロールになってる。
白羽美鷺 @pikachuftt 9月6日
自殺の名所東尋坊もポケモンがにぎやかな場所に変えて、ポケモンGO配信以来ここで自殺する人がいなくなったとテレビでやってました。
そりゃあれこれ悩んで「もう死ぬしかない」とか思ってやってきたのに「を、ミニリューがでたぞ!」とかいって他の人がわいわいやってたら死ぬ気もなくなるよね。
ちなみに先日私が予言した通り、Pokemon Go on Apple Watchが発表された(ドヤ顏)これでApple Watchが爆発的に売れたり、ついでに歩き回ることで私の体重が減ったりしたらいいのだけど、残念ながらそれは「風が吹けば」というやつなのであった。