シェアと利益と
2016-11-08 07:01
題名そのまんまなのだが、二つの記事を引用する。
調査会社のStrategy Analyticsは、2015年第3四半期から2016年第3四半期における1年間のスマートフォンのシェアにおいて、Android勢が87.5%と独走状態になっていることを報告している。
(中略)
特にAndroidのシェアが高く、前年が84.1%だったのに対し、今回で87.5%と伸長。逆にAppleのiOSは13.6%から12.1%へとシェアを落とす結果となった。上の表のOthersに含まれているBlackBerryやMicrosoftのWindows Phoneは今回シェアが0.3%まで落ちており、ほとんど姿を消す状態に陥っている。引用元:Androidスマホのシェアが87.5%の独占状態。Windows Phoneはほぼ姿を消す - PC Watch
もう一つ
Apple has recorded an insane mobile phone profit share in the third quarter, according to analysts at BMO Capital Markets. They estimate Apple captured 103.6% of total smartphone industry profits, with Samsung trailing far behind at just 0.9%.
シェアではAndroidが圧倒的。そして利益ではAppleが圧倒的ということ。この傾向は今に始まったことではないが、だんだん顕著になってきている。サムソンはNote7のトラブルもあり、スマートフォン業界全体の利益のうち0.9%しかあげていない。Appleは103.6%.なぜ100%を上回るかといえば、赤字で端末を売っている企業がほとんどだから。
この状況は今後どうなるのだろう?確かなことは「合わせて0.3%以下」のBlackberryとWindows Phoneが消えることだが、他に何が起こるかはよくわからない。サムソンの端末のシェアは20%ほど。ということは世界中のスマホの6割を作っているその他大勢のメーカーは全く利益を上げていないことになる。この数字だけをみると何かがおかしい。
未だにスマートフォンを作り続けているシャープや富士通のようなゾンビ企業が世界中にたくさんあるということでもなかろう。では彼らはどこから利益を得ているのだろうか?どうにもよくわからない。